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いねのねをズバッときって米にする
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前橋桃川小5年 小倉 広夢
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【評】「いね」は根を切ったときから「米」になるという発想に感心しました。「稲」と「米」という言葉の区別を考えてみたのです。
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いねかりの後の田んぼはさむそうだ
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前橋桃川小5年 関口 佳吾
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【評】稲穂が実っている黄金色の田んぼと、刈り取った後の田んぼの印象の違いは驚くほどです。「さむそうだ」という表現がぴったりです。
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あきのかぜあたるとなぜかおちつくな
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高崎堤ケ岡小5年 小林 裕季
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【評】秋は心落ち着く季節ですが、それをいま秋の風を通して感じています。「なぜか」という疑問の中に、秋の秘密もありそうです。
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ホロッボボと鳴くキジばとは雨の中
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高崎城山小5年 近藤 充人
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【評】「ホロッボボ」というキジバトの鳴き声の描写がいい。「雨の中」には「山鳩よみればまはりに雪がふる」(高屋窓秋)を連想します。
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ひき出しをあけたらそこは運動会
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高崎城山小6年 黒澤 州
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【評】ひきだしの中で乱れて大暴れの衣服。それを「運動会」に見たてました。洋服も時々は運動会をしたくなるのでしょう。ユーモラス。
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トンボからサボテンにして組み立て体操
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前橋荒牧小6年 森 康英
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【評】運動会の組み立て体操のようすを、具体的な技とその順序を描くことで、読む人にうまく伝えています。このような具体的な描写が大切。
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マーチングぼうしワイシャツしめってる
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前橋荒牧小6年 石田 勇人
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【評】マーチングで頑張った自分の姿を、汗で湿った帽子とワイシャツで確認しています。石田くんも具体的に描くことで成功しています。
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秋風のプールにひびくマーチング
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前橋荒牧小6年 中村 裕梨
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【評】秋風に乗りプールの上を流れてゆくマーチングの音色。秋のプールは人影もなくひっそりとしていることでしょう。視点のよい句です。
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葉っぱがねオシャレをしてから旅にでた
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前橋新田小6年 黒谷 綾芽
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【評】葉っぱが紅葉して美しくなるのは、旅に出るための準備だと考えました。よそ行きのオシャレをしたわけです。おもしろい見方です。
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秋空にリレーの応援ひびいてる
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下仁田小坂小6年 新井 沙妃
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【評】運動会で一番盛り上がるのがリレー。応援の声はどの競技にも響いていたでしょうが、具体的にリレー競技を取り上げたことで成功。
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西横野朝日に見える妙義山
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安中西横野小6年 佐藤 将且
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【評】どっしりとした表現が魅力的な俳句。朝日に輝く妙義山は、心の支えになっていることでしょう。初句の「西横野」がいかにも誇らか。
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紅葉がきれいな山が見える窓
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安中西横野小6年 上原美弥子
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【評】「紅葉の」でないことに注目。「紅葉が」は「きれいな山が」と並列して「見える」にかかります。その「見える」は「窓」にかかります。
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左右から列車になって芋がでる
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太田木崎中1年 川田 悠貴
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【評】サツマイモほりのようすです。芋の蔓を引っぱるとそこから左右に伸びてゆくようすを、列車に見たてました。おもしろい。
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稲かりを終える時にもず来る
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渋川小野上中2年 黒尾 慶太
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【評】「稲刈つて鳥入れかはる甲斐の空」(福田甲子雄)を思い出します。稲刈りの季節は、鳥にとっても区切りの季節なのです。
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一年の半分終わり栗が生る
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渋川小野上中2年 飯塚 一樹
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【評】一年の半分が終わるところで栗はできるものだという発見がおもしろい。こういう視点で栗を見ることのできる人は滅多にいません。
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ゆでたまごなべにしずむ夕日かな
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渋川小野上中3年 佐藤 良樹
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【評】句材はよく本格的。ただ言葉の選択が不十分。中七の字足らずを整え下五に季語を。「ゆで卵鍋に沈んで秋の暮」のようにしたいところ。
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祖母の肩僕がもんでる秋の夜
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甘楽三中3年 井澤 正浩
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【評】「僕が」の一言が、いろいろな感慨の表現になっています。祖母への思い、秋という季節への思い、そして自分自身への思いなどなど。
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さむい朝最初に会うのはいつも母
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中之条中3年 綿貫 颯
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【評】一日の最初に会うのはいつも母という当たり前のことを、不思議として描いていて新鮮。早起きで働き者の母の姿も描かれています。
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教科書に真っ赤なもみじはさみこむ
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中之条中3年 唐澤 瑠美
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【評】真っ赤なモミジをしおり代わりに使っているのです。いかにも秋らしい風情。モミジの鮮烈な色が、作者の気持ちにも通じます。
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帰り道カーブミラーにうつる闇
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中之条中3年 蟻川 直矢
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【評】「うつる闇」は「闇映る」と用言で終わらせた方がいい。上五の「帰り道」の体言止めと重なって、「闇」の表現力が弱くなるからです。
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窓開けて秋の音を入れてみる
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中之条中3年 設楽 勇貴
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【評】「秋の音」は抽象的な言い方ですが、虫の音、風の音などいろいろと想像させる力があります。音を聞くために窓をあけるのがいかにも秋。
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昨日まで隣にあった夕日かな
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中之条中3年 平形友里香
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【評】「隣にあった」は何の隣にあったのか不明。今日はどこにあるのかも不明。簡単に位置を変えることのない「夕日」の感じ方として異色。
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あの夜のマツゲの先まで戻りたい
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中之条中3年 平形友里香
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【評】橋本多佳子の恋の句を思わせます。具体的に「あの夜のマツゲの先」まで戻るとは何か不明。ただ、取り返し難い恋の思いは感じます。
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寒風に吹かれた僕のすすき道
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中之条中3年 小野李旺馬
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【評】「僕の」の限定が孤独感の表現になっています。寒風に揺れるススキの道は、目の前に広がる、これから自分が通る道なのです。
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ばあちゃんがくるみを割る音が好き
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中之条中3年 山口ゆか子
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【評】大好きなお祖母(ばあ)さん。その気持ちを胡桃を割る姿で描き、その音に焦点を当てています。それがお祖母さんへの大きな思いとなります。
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