鈴木伸一選

2007年12月26日上毛新聞掲載


おとうとはぼくよりすごいくしゃみする
前橋山王小1年 たかはしとしき
【評】赤ちゃんや二、三さいくらいの小さな子でも、びっくりするほど大きなくしゃみをすることがあります。ほんとにかわいらしいですね。
なつのひはどうろがゆらゆらもえている
前橋山王小1年 さかいしょうご
【評】夏のあつい日ざしにてらされて、アスファルトどうろが、ゆらゆらとかげろうを立てています。たしかに、もえているように見えます。
いもうとがぼくのだっこでなきやんだ
前橋山王小2年 笠原かえで
【評】まだ赤ちゃんの妹さんだけど、かえで君のだっこでなきやんだところをみると、お兄ちゃんのことを、ちゃんとわかっているんですね。
さんぽするわたしとははといぬの声
前橋山王小2年 後とうももか
【評】何てあたたかなはいくでしょう。犬も、大切なかぞくの一員だということがよくわかって、ますますあたたかな気持ちになりますね。
いもうとがおえかきしながらねちゃったよ
前橋山王小2年 あさおかまい花
【評】小さな妹さんのようすが、お姉ちゃんの目ですなおにえがかれているので、そのかわいらしさが、読む人にまっすぐつたわってきます。
てらしてくれるやさしい夕日も秋の色
前橋山王小3年 小泉 彩佳
【評】秋の夕日は、四季のうちで一番静かで、落ちついた感じがします。そんな夕日にてらされて、彩佳さんの心にもやさしさがあふれます。
青空ももうすぐ4時でおわかれだ
前橋山王小3年 高橋ゆうき
【評】最近は、日の暮れるのが本当に早くなりましたね。青空からあかね空にバトンタッチして、楽しかった一日も終わろうとしています。
冬休み犬といっぱいあそぶんだ
前橋山王小4年 青木 里緒
【評】大好きな犬と遊べる冬休みを、今か今かと待っている里緒さん。犬も、里緒さんが遊んでくれるのを楽しみにしていることでしょう。
えんそくはうたがいっぱい明るいよ
前橋桃瀬小2年 土屋まりな
【評】バスの中の楽しげなようすがよくわかって、わたしもいっしょに歌いたくなりました。どんな歌を歌ったのかも、おしえてほしいなあ。
くもとぼくじてんしゃこいでぼくのかち
高崎城山小2年 よしだりく
【評】流れてゆく雲ときょうそうするかのように、自転車をこいだのです。「ぼくのかち」という表現に、りく君の元気さがよく出ています。
秋の風山の空気をつれてくる
高崎城山小4年 四條 里紗
【評】すがすがしさと同時に、どことなくひんやりとした感じもする秋の風。それは、山の空気をつれてきたからだというのです。なるほど。
春を待つでももう少し冬遊び
高崎城山小4年 黒沢  丈
【評】春が来てあたたかくならないかなあ、と考える半面、もう少し冬の遊びを楽しみたいとも思うのです。その気持ちは、よくわかります。
ランドセル冬になると重くなる
前橋大胡小4年 勅使川原優
【評】ランドセルの中身がふえたからというより、寒さで知らず知らずのうちに体がちぢこまって、何となく重く感じられるんじゃないかな。