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寒い朝ゆかをいやがるぼくの足
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前橋桃川小5年 須田 慶貴
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【評】もちろんいやがっているのは「ぼく」なのですが、「ぼくの足」と書いて、冷たさが読む人にも分かるように工夫して書いています。
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冬休みポストが楽しみさわぎだす
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前橋桃川小5年 奈良 布実
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【評】「さわぎだす」のはポストとも作者とも読めますが、普段気にならないポストの存在感をうまく表現。もちろん年賀状のためです。
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さざんかが氷のつぶで輝いてる
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高崎堤?岡小5年 土屋真里奈
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【評】山茶花の葉や花で昨日の雨滴が氷になっているのでしょう。冷え込んでいても、清澄な感じのする美しい朝を迎えているのです。
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剣道の帰りにきれいなイルミネーション
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前橋大胡小6年 町田 和美
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【評】イルミネーションは、クリスマス用のものでしょうか。道場での稽古(けいこ)が終わって帰るときの印象的な美しい夜の風景です。
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制服の採寸だけで盛り上がる
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前橋粕川小6年 六本木一希
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【評】中学生用の制服の採寸。みんな一緒にしたのでしょうか。「盛り上がる」のは、みんな中学生になる気持ちで高ぶっているからです。
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雪見れば亡き祖父の顔思い出し
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高崎中尾中1年 茂木 稜典
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【評】雪にまつわる祖父の思い出を持っているのでしょう。「限りなく降る雪何をもたらすや」(西東三鬼)の「何」の一つでしょう。
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冬の朝みんなの顔はアンパンマン
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渋川小野上中1年 野村 美咲
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【評】寒さで赤くなったほほがアンパンマンのようなのです。「リンゴのよう」といいますが、これからは「アンパンマン」かもしれません。
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長い霜ふんでふんでと伸びてくる
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渋川小野上中2年 野村 千夏
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【評】踏んでほしくて伸びているような霜柱。でも、それは踏みたいという作者の思いが見せている姿です。「長い」は霜柱の誘惑です。
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白雲に寒くないかと問いかける
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六合中2年 山本 航
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【評】もちろん、作者が寒いからかける声です。上空の冬の雲。寒くないはずがありません。晴れた冬の日の孤独感も感じられる句です。
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帰り道百人一首を覚えけり
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渋川小野上中3年 佐藤 史佳
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【評】帰り道を利用して、百人一首を暗記するのです。声を出して覚えているのかもしれません。学校でのカルタ大会に備えてでしょう。
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青い影追い抜かされて寒くなる
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中之条中3年 関 ひかり
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【評】「青い影」の後に「に」が来るか「が」が来るかで違ってきます。必要な「てにをは」は字余りでも省略しない方がよいでしょう。
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自転車をこぐたび朝のにおいする
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中之条中3年 小塚樹沙羅
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【評】「朝のにおいする」がうまい。通学のために漕(こ)ぐ自転車に、大きく息を吸い込んでいるのでしょう。「こぐたび」も生きた表現です。
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記憶まで冷たい雪が埋めてゆく
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中之条中3年 小野李旺馬
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【評】「まで」ですから他のものも雪に埋め尽くされています。雪で冷えた体が記憶まで冷やすのでしょう。清澄な寂しさをたたえた句です。
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クリスマスうちの猫にもプレゼント
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中之条中3年 高橋 朋恵
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【評】家族の一員である猫にも、当然クリスマスプレゼントは届きます。「愛猫家」一家のほのぼのした生活が描かれていて楽しい句です。
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クリスマス冷たい空を温める
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中之条中3年 剣持江里奈
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【評】クリスマスの街並みにはどこか温かみが感じられます。十二月の冷たい空へその温かみが広がってゆくように感じられるというのです。
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カーテンが光のベールになった午後
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中之条中3年 高平 彰子
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【評】外から差し込む光で「光のベール」のようになって見えるのです。「午後」でも日が傾いて西日となった夕方の情景です。
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冬頼む「時間もついでに凍らせて」
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中之条中3年 玉井 希
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【評】入試が近い焦燥感からの願いを「時間もついでに凍らせて」で表現。神頼みだけでは間に合わない思いがユーモラスに描かれています。
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弟の冷たい手から雪もらう
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中之条中3年 高橋 拳斗
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【評】冷たい弟の手。その手からもらう雪の冷たさと質感が伝わってきます。「冷たい手」と言って「冷たい雪」と言わなかったことが手柄。
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制服といっしょに向かう入試かな
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中之条中3年 望月 恵介
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【評】「制服といっしょに」がいい。中学校生活を一緒に過ごした制服も、晴れの、そして緊張の入学試験の場に伴ってゆく意識なのです。
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風船のように膨らむ僕の不安
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前橋木瀬中3年 関 誠
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【評】「風船のように」の比喩(ひゆ)の中には、いつ破裂するとも知れないという思いが込められています。受験を間近に控えての緊張の日々です。
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四つ葉から合格通知よ飛んでこい
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前橋木瀬中3年 大島 瑛海
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【評】四つ葉はお守りとして大切にしているものなのでしょう。「合格通知よ飛んでこい」は、願掛けし、その力を信じる言葉です。
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ため息も白くなってる受験生
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みなかみ月夜野中3年 大島由美子
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【評】ため息さえ白くなり、受験期が近いことをあらためて思い知るのです。追い込まれた気持ち。でも、この句が書けるのだから大丈夫でしょう。
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背伸びして空に夢かくつくしかな
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太田旭中3年 山崎 佳奈
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【評】ツクシが「土筆」と書くことからの発想です。小さな土筆は大きな夢を持って、大きな空のキャンバスに夢を描いていたのです。
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