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あのそらへはばたく鳥は春なんだ
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前橋桃川小5年 岡田 卓鷹
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【評】実際に鳥が飛んでいるのでしょうが、同時に、「春」という季節そのものが鳥に姿を変え、夢や希望を乗せて大空へはばたいていると読むこともできます。
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こないだの雪が日かげにひそんでた
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高崎堤ヶ岡小5年 北村 拓也
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【評】「ひそんでた」という表現がおもしろい。人目につかない場所に残っていた雪を発見したときの心のはずみが、うまく描けています。
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じたばたと大そうじしてはよごれてる
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高崎城山小5年 佐々木 楓
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【評】学校か家かは分かりませんが、みんなが右往左往している様子を、ユーモラスに描きました。年末のあわただしさも、よく出ています。
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雪が舞う空を見あげて口をあけ
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高崎城山小6年 吉田 葵
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【評】人間は上を向くと、どうしても口が開き気味になります。美しい雪に見とれて我を忘れていたりすると、余計にそうなることでしょう。
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雪ふるとみんな暴れる犬になる
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下仁田小坂小6年 永井 友梨
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【評】唱歌「雪」に、「犬はよろこび庭かけまわり」とありますが、永井さんたちも同じように、元気よく校庭をかけまわっているのです。
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父と猫丸まりこたつで昼ねする
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下仁田小坂小6年 林 亜紀乃
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【評】ネコもれっきとした林家の一員だということがよく分かり、心がほのぼのとしてきます。お父さんの昼寝姿も、かわいい(?)ですね。
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休み時間全校みんなの雪合戦
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下仁田小坂小6年 林 駿
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【評】一年生から六年生まで、みんなでいっせいに雪合戦ができるとは、ほんとにうらやましい。大規模校では、なかなかこうはいきません。
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北風で外野フライがとりにくい
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前橋荒牧小6年 白倉 涼
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【評】野球に強い北風は大敵です。特に外野手にとっては、守備に直接影響しますものね。まあ、それも冬らしいと言えるかもしれませんが。
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たとえると冬はやっぱりねこ派かな
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前橋粕川小6年 牛房 まゆ
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【評】ゆかいな自画像。暖かい部屋でのんびりするのが好きな人をネコ派と言うのなら、私もその仲間です。ちょっと運動不足が心配だけど。
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ストーブのまわりに手や足ヒラヒラと
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前橋粕川小6年 瀬下 千晶
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【評】教室のストーブでしょう。クラスのみんながまわりに集まり、手足をさかんに動かして温めている様子が、ぱっと目に浮かんできます。
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春隣山から魔法とんでくる
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高崎中尾中1年 五十嵐 巧
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【評】「春隣(はるとなり)」は、日の光や風の肌ざわりなどに、どことなく春が感じられてくる晩冬の季語。心安らぐ俳句ですが、花粉の飛来は困ります。
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ケンカあと母の背てらす朧月
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高崎中尾中1年 中嶋亜利香
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【評】月明かりに浮かぶお母さんの背中は、少し悲しそうです。「ごめんなさい」の一言が、中嶋さんの喉(のど)まで出かかっていることでしょう。
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先輩の鉛筆尖る受験前
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渋川小野上中1年 野村 美咲
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【評】とがった鉛筆は、受験を目前にした先輩の心をあらわしているかのようです。野村さんにも、それが痛いほど伝わってきたのでしょう。
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去年のも見たいくらいの年賀状
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伊勢崎一中1年 石原 伶菜
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【評】年賀状に一人一人の顔を思い浮かべていたら、去年のものまで読み返したくなるくらいに、うれしさがこみ上げてきたのでしょうね。
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妹の帰りを待ってる冬の空
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中之条中3年 小池 由紀
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【評】帰りが遅いのを心配しているのか、待ちくたびれているのか。前者だと冬空も暗い印象ですが、後者だとだいぶ明るい感じになります。
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朝起きて冷えた新聞手にしみる
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中之条中3年 小嶋 達也
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【評】新聞受けから取り出す新聞は、早朝の厳しい寒気にすっかり冷たくなっています。日常の中に、冬の季節感がよくとらえられています。
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シャーペンと時間が走る二月かな
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中之条中3年 関 拓哉
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【評】ノートに必死でシャーペンを走らせる。時間は刻々と走り去ってゆく。受験生の落ち着かない心の中が、リアルに伝わってくる俳句。
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三階に卒業の歌響いてる
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中之条中3年 高橋 朋恵
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【評】校舎三階の音楽室から流れてくる歌を聞きながら、作者は三年間のさまざまな出来事を、しみじみと思い返していたに違いありません。
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冬の空雲はいつでも散歩中
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中之条中3年 宮崎 裕生
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【評】空を悠々と流れてゆく雲。それを見ていると、時間にしばられてあくせくと動き回る人間が、ちょっとかわいそうにさえ思えてきます。
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