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雪だるま冬ソナイメージうちの母
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高崎上郊小5年 堀内 大輔
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【評】雪だるまからすぐに「冬のソナタ」の一場面を連想するお母さん。韓国ドラマに夢中になっているお母さんを冷静に観察しています。
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雪の朝三回目だけど大はしゃぎ
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高崎堤ヶ岡小5年 林 優斗
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【評】「三回目」はもう珍しくないのにという気持ちの表現。でも、降れば、そのたびごとにうれしい雪。不思議ですね。
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学校の旗をまいあげ笑う風
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高崎国府小5年 桑野 竜輔
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【評】「笑う風」は季語ではありませんが、春の季感のある言葉。このジュニア俳壇で生まれた季語とでもいうべきものでしょう。
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この春は六年生になれる春
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前橋大胡小5年 今井竜之介
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【評】この春は特別な春。最上級生の六年生になることができるからです。最上級生になることにずっとあこがれていたのでしょう。
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友達と別れる春は好きじゃない
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高崎城山小6年 吉田 葵
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【評】春は出会いと別れの季節。別れの春を「好きじゃない」というのはだれも同じです。本当は春でなく、別れが好きではないのです。
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中学の新しい制服桜の香り
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前橋粕川小6年 亀井 咲奈
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【評】中学の新しい制服を前に、気持ちは既に桜の花の咲く新学期に飛んでいます。新しい制服に桜の花の香りまでしてきそうなのです。
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凧の糸真っ白な雲にとけちゃった
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前橋桃川小6年 田村 真和
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【評】高く揚がった凧(たこ)。手元の糸と凧とをつなぐ途中の糸が見えなくなっているのです。「真っ白な雲にとけちゃった」がおもしろい表現です。
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ふらここに風が乗ってる青い空
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高崎中尾中1年 竹原 采那
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【評】誰も乗っていないブランコ。それを「風が乗ってる」と表現。風で揺れているのです。「青い空」が、人影のないようすを強調します。
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雪残る浅間の山の暖かさ
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安中松井田東中2年 阿部 隼人
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【評】残雪の浅間山。その浅間山に「暖かさ」を感じるというのです。雪が残るとはいえ、山は既に春のようすなのです。感覚のいい句です。
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道光る通学路に足とられ
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中之条中3年 設楽 勇貴
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【評】「足とられ」から、「道光る」は凍結道路でしょう。ただ「道光る」という表現で、精神的な意味を感じます。中七は「道」に「路」が重なり、字足らずで、推敲(すいこう)の余地がありそうです。
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小川への道をしめすや雪消水
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中之条中3年 濱野 大輔
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【評】「雪消水」は「雪解水」と書き「ゆきげみず」と読むのが一般的。小さな雪解け水の流れは、いずれ小川に注ぐのだという視点がいい。
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教科書が春の日ざしを反射する
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中之条中3年 篠原 舞
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【評】窓から差し込む光が春の強い日射しに感じられるようになったのです。それを目を落としている教科書に感じているところがいい。
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学校の大好きだった白い壁
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中之条中3年 金子 瑠実
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【評】大好きな風景とは、他人に何の変哲もないものであったりします。日々なじむことによって、心が和む場所なのです。金子さんの「白い壁」はそんな場所なのでしょう。
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澄みきった春の空から雪が降る
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中之条中3年 原田 真由
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【評】この雪は風花(群馬では「はあて」「吹っ越し」とも言う)。晴れわたった空に、風が運んできた雪が時折舞うのです。
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春の空卒業の言葉うつしだす
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中之条中3年 角田 麻貴
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【評】遠く春の空に視線をやりながら卒業のことを思っています。胸に去来するさまざまな言葉が、空に二重写しになって感じられるのです。
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「また明日」手をふる君に雪が降る
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中之条中3年 桑原 成美
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【評】雪の中での友とのいつもの別れの一場面。しかし、どこかもの悲しい雰囲気が漂うのは、卒業を控えた感傷を感じるからでしょうか。
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青い空紙飛行機でもつくろうか
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中之条中3年 岡部 瑞稀
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【評】まっ青な空。その広々したようすに、紙飛行機を作って飛ばしたいと思うのです。重圧から解放された気持ちがあるのでしょう。
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灰色の空にボールを投げて割る
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中之条中3年 関 拓哉
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【評】「割る」が斬新。灰色の雲が低くたれ込めている空。その鬱陶(うっとう)しい気持ちを、ボールを投げて割り、取り払いたい思いに駆られるのです。
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粉雪が車のライトに集結だ
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中之条中3年 宮崎 瞳
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【評】車のライトに照らし出されて降る雪は、確かに「集結」しているように見えます。ライトの中に次から次へと飛び込んでくるからです。
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この空はとおくの彼の空でもある
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中之条中3年 小嶋 達也
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【評】空を仰ぎながら、同じように空を仰いでいる遠くの「彼」を想像しています。「彼」は親しい友人などを想定するべきなのでしょう。
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三年間俳句考え窓を見た
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中之条中3年 小池 若奈
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【評】俳句に取り組んだ三年間。窓の風景も俳句のテーマを探して見続けたものです。俳句を心に見た風景は印象深いものとなっています。
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春の風卒業の日をはやめてる
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中之条中3年 福島 加奈
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【評】春の風を感じることが、卒業の日の近いことを実感させることにつながっています。「卒業の日をはやめてる」は巧みな表現です。
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冬の空背伸びで触れる明日かな
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中之条中3年 平形友里香
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【評】実際の「背伸び」でもよいのですが、ここでは精神的なものと考えた方がいいでしょう。よりよい明日のための背伸びは必要です。
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春塵も陽射しを浴びて躍り入る
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中之条中3年 山田 礼子
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【評】日射しに映し出された春塵(じん)。おそらくそれが開かれた窓から外気とともに流れ込んでいるのでしょう。叙述のしっかりした句です。
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放課後に窓から夕焼け見て笑う
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中之条中3年 関 ひかり
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【評】夕焼けがおもしろくて笑っているのではないでしょう。気持ちが高揚しているゆえのものなのです。何でも笑える精神状態なのです。
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がんばりを小さなえんぴつ語ってる
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中之条中3年 田村 理緒
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【評】小さく短くなった鉛筆に、改めて自分の頑張った姿を感じとっています。鉛筆が自信を与えてくれているのです。
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放課後のざわめき運ぶ春の風
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前橋二中3年 小林 孝文
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【評】放課後の部活の声が、春の風に乗って聞こえてくるのです。放課後のざわめきから離れたところに身をおく寂しさもありそうです。
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