鈴木伸一選

2008年6月4日上毛新聞掲載


はるのよるはるのゆめみてたのしいな
前橋大室小1年 のもとじゅんせい
【評】「はる」のくりかえしが、いかにもたのしいという感じ。じゅんせいくんのしあわせそうなねがおが、目にうかぶようなはいくです。
あさがおはこころみたいにきれいだな
前橋大室小1年 はぎわらかな
【評】アサガオの花に、見えない「こころ」を感じとったのがすばらしい。かなさんのこころがきれいだから、そう感じられたのでしょうね。
おひっこしねこもひっこしおびえてた
前橋大胡小1年 さいとうゆうき
【評】しらない土地にひっこすというのは、ふあんなこともあったでしょうが、どうか友だちをいっぱいつくって、元気にすごしてください。
かえりみちぼうしとおなじちょうちょおう
前橋大胡小1年 ながさかこうき
【評】ぼうしと同じ黄色のチョウが、友だちみたいに、こうきくんの前をとんでいったのです。おいかけたくなった気もち、よくわかるなあ。
たねまいてみずをあげたらにじがでた
前橋大胡小1年 はやしあゆか
【評】水やりのときに出たきれいなにじは、いっしょうけんめいにせわをしてくれるあゆかさんへの、たねからのおれいなのかもしれません。
おけらの手ぼくにもかしてすなあそび
前橋大胡小2年 も木ともゆき
【評】オケラの前脚(まえあし)はシャベルのようにはば広く、土をほりやすいかたちになっています。すなあそびのときも、すごくべんりそうですよね。
日曜日るすばんちゅうにしゅく題だ
前橋大胡小3年 宮  崇允
【評】私だったら、るすばん中にゲームなんかをしちゃいそうだけど、やっぱり宿題を終わらせてからゆっくり遊ぶほうが、いいですよね。
しゅくだいをぎゅうにゅうのんでひとやすみ
前橋山王小1年 もてぎこうた
【評】小学校では、しゅくだいが出されます。はじめはたいへんかもしれないけど、がんばりやさんのこうたくんなら、だいじょうぶですね。
にわにねてすみれのきもちになってみた
前橋山王小2年 今いずみあかね
【評】自分がスミレになったつもりで、スミレの気持ちをいろいろ思いうかべてみる。こういう想像力(そうぞうりょく)が、はいくにはとてもたいせつです。
みゆちゃんがはいくを7まいつくってる
前橋山王小2年 たかはしあんな
【評】みゆちゃんは、同級生でしょう。みじかい時間でたくさんはいくを作るのもすごいけど、ゆっくり時間をかけて作ってもいいんですよ。
弟の教室の中のぞいてみる
前橋山王小3年 石崎 莉奈
【評】弟さんは、一年生かな。教室の前を通りかかったついでに、そっとようすをのぞいてみるというのが、お姉さんらしいやさしさですね。
母の日にちょっといい子になってみた
前橋山王小4年 神村 尚輝
【評】「なってみた」とありますが、ふだんから尚輝君はとてもいい子なのですね。ただ、ちょっとてれくさくて、こう表現したのでしょう。
母の日のカーネーションを母とながめる
前橋山王小4年 林 ひろき
【評】感謝の言葉を口に出さずとも、カーネーションをいっしょにながめることで、ひろき君の思いは、お母さんにちゃんと伝わりましたよ。
母の日にかくれてかいたわらいがお
高崎金古南小2年 みつもとまりさ
【評】かぞくをいつも明るくしてくれる、お母さんのすてきなえがおを、母の日のプレゼントに、ないしょでそっと絵にかいたのでしょうね。
えんそくでたちつぼすみれみつけたよ
吉井小3年 たけいかな
【評】タチツボスミレは、スミレよりむらさき色がうすい、かわいらしい花。何かを発見したときのうれしさを、これからも俳句に書いてね。
校庭で出番待ってるお花たち
片品小4年 戸丸  陸
【評】校庭につもっていた雪もだんだんとうすくなって、もうすぐ春がやって来ます。花たちも子どもたちも、今か今かと待っているのです。