林桂選

2008年6月25日上毛新聞掲載


おやすみのひあさおきるとパパがいる
前橋山王小1年 ほしのりりか
【評】「あさおきると」ですから、昨日眠るときには、お父さんはまだ帰ってきていなかったのでしょう。パパの発見が休日の発見です。
雨の中あたらしいかさみどりいろ
高崎城山小2年 とみおかりつ
【評】新しく買いかえたカサ。「みどりいろ」は、自分で選んだお気に入りの色なのでしょう。句のリズムも、歌っているようで楽しい。
しろつめ草あんであげたよともだちに
高崎国府小2年 おおのまなみ
【評】シロツメ草の花茎で、冠や首飾りを作って遊びます。自分のために作るのではなく、友達にあげるために編んだところがステキです。
さくらの木たくさん風ふき大まんぞく
前橋山王小2年 ねぎしみく
【評】「大まんぞく」したのは、作者でしょうか、桜の木でしょうか。きっと両方満足したのでしょうね。桜吹雪が一面に広がっていそうです。
あめがふりパパとあそんでびしょぬれだ
吉井小3年 萩原 海亜
【評】お父さんとどんな外遊びをしたのでしょうか。雨が降ってきてもすぐには止めなかったのでしょうね。それだけ楽しい遊びだったのです。
おるすばんかぜをママとまちがえる
前橋山王小3年 さわ田かがり
【評】お留守番をしていて、風の音をママが帰ってきた音と間違えたのです。お留守番での心細く寂しい気持ちがよく表現されています。
丸沼は5月になってさくらさく
片品小4年 いしじままこと
【評】遅い桜の開花です。ニュースで桜の花が咲いたという話は聞いていて、とても待ち遠しかったのでしょう。「丸沼」の地名が効果的です。
春スキーリフトの下にふきのとう
伊勢崎あずま北小4年 ながいあみか
【評】リフトの下は既に雪が解けて春を迎えているのです。スキーを楽しむために整備されたゲレンデ以外は、春の息吹の中なのです