林桂選

2008年9月17日上毛新聞掲載


弓道に励んだのちの夕焼けかな
渋川青翠高1年 小林 沙羅
【評】弓道の部活動を終えて、精いっぱいやった満足感が夕焼けの美しさを見つけています。ここでは下五の字余りが余情となって効果的です。
夕焼けに秋よ来るなとせみが鳴く
渋川青翠高1年 望月 美和
【評】ヒグラシでしょうか。もの悲しい声に、来るべき秋を感じさせるものがあったのでしょう。夏を惜しむ声に聞こえたのです。
夏の夜花火で映る一瞬の君
渋川青翠高2年 澤田 啓子
【評】花火の光で闇の中から一瞬浮かび上がる君の姿。もちろん、この姿を目撃するためには花火を見てはいられません。「一瞬の君」が巧み。