林桂選

2009年4月29日上毛新聞掲載


よもぎの葉仲間をつれてやってくる
前橋月田小5年 山田  純
【評】ヨモギの芽吹きは、ぐちゃぐちゃと葉っぱが集まったような形です。その感じを「仲間をつれて」で表現して巧みです。  
散歩していちょうの葉っぱにさわられた
前橋粕川小5年 嘉藤 尚哉
【評】「さわられた」がいい。散る葉か枝の葉か、葉の方から触ってきた感じで触れたのです。心に残る印象的な出会い。
春うららすいとん香る料理会
前橋山王小6年 栗原 有加
【評】すいとんの料理会ですから、豪華なものではなく、昔をしのびながら季節の味を楽しもうというものでしょう。
卒業ですることがない兄がいる
渋川小野上中1年 小野 琢郎
【評】卒業の後の入学までの期間。何をしていいか分からない空白期間。手持ちぶさたな兄の姿をユーモラスに描きます。
花粉症移して治れば移したい
渋川小野上中1年 野村 昴平
【評】風邪は人に移すと治るという迷信がありますが、花粉症も同じならばいいのに。花粉症のつらさが思わせるのです。
弟の観察日記に小さな芽
中之条中1年 新井 遥菜
【評】種まきからの観察日記。発芽は最初の感動的な出来事。絵の小さな芽に、弟さんの感動を読み取っています。
雪合戦一対二でかなり不利
前橋木瀬中1年 吉田 将紀
【評】雪に興奮して計画性なく始めるのが雪合戦。始めてみて初めて不利な人数を悟ります。いかにも雪合戦らしい。
桜の花さけばなんだか泣けてくる
前橋月田小5年 和田 美穂
副班長日なたを求めて走ってく
前橋粕川小5年 深沢周一郎
雨あがりかがやいている屋根の上
前橋山王小5年 飯塚 涼介
通学路春風一緒の帰り道
前橋桃瀬小5年 黒沢 月乃
ひばりの子静かに巣立つ春の昼
前橋桃瀬小6年 矢嶋 紗恵
スズメの子山に春だとさけんでる
前橋山王小6年 栗原 有加
ぶらんこに思い出座ってこいでいる
前橋山王小6年 栗原 有加
私と犬なぜかどうじにあくびした
前橋山王小6年 森沢  南
制服が届いて春が近づいた
前橋山王小6年 江塚めぐみ
春の風ふきぼくという花がさく
前橋粕川小6年 筑井 佑歩
ランドセルケンカをすると重くなる
前橋粕川小6年 戸塚将太郎
日かげ道スケーターになって登校だ
赤城養護小児医療センター分校6年 吉田 知紗
泣きすぎで声うらがえる卒業しき
前橋新田小6年 谷  昌樹
団栗で今年も「トトロ」が見たくなる
前橋木瀬中1年 小泉  唯
未来への春の風に乗る先輩
中之条中1年 関  優輔
大空に光り羽ばたく金の星
中之条中1年 割田夏奈子
妹が笑顔で見せたつくしんぼ
中之条中1年 加藤 玲香
中学校最後の俳句桜咲く
渋川小野上中3年 黒尾 慶太