鈴木伸一選

2009年5月6日上毛新聞掲載


昼の蝉いい夢見ろと鳴いている
高崎北高2年 斉藤 滉明
【評】「いい夢見ろ」という言葉の背後から、それを容易に許してくれない時代に対する心の叫びが伝わってきます。
柿落葉なつかしくなる空の青
高崎北高2年 浅見ちひろ
ぬくもりとひかりを与える空のたんぽぽ
高崎北高2年 宮下 直子
わらびもちそろそろ夏がおとずれる
安中総合学園高3年 馬込 悠哉


【総評】先週も林先生が触れていましたが、評のあるなしは作品の優劣とは関係ありません。そればかりか、評のない句のすぐれた点について、それぞれ考えてみることの方が、選評を読むこと以上に大事であるとも言えるでしょう。考えたことをクラスのみんなで話し合う機会があれば、さらにいいですね。俳句を読むときは、「作った人の気持ち」「作った人がどんなところをくふうして表現したか」などをいろいろ想像してみるよう心がけてください。「読む」ことで、「書く力」も自然と身についてゆきます。

※学校、学年は投稿時のものです。