林桂選

2009年5月27日上毛新聞掲載


春の池光のコイが泳いでる
前橋山王小2年 栗原 正明
【評】池の鯉の姿を「光のコイ」と表現して巧みです。暗い水面に輝いて泳ぐ色鮮やかな姿が想像できます。
いつだってなきたいときはままの耳
前橋山王小2年 まついななみ
【評】涙をこらえるときにはママの耳を触ってこらえる習慣があるのでしょう。幼いときに付いたクセでしょうか。
ミニカーのかずをかぞえてかたづける
前橋山王小2年 ゆ本いくみ
【評】「かずをかぞえて」は、お片づけの作業なのですが、大切なミニカーを一つ一ついとおしむ心の様子でもあります。
春の風教室通って大ぼうけん
高崎城山小3年 曽根 麻華(あさか)
【評】教室を吹き抜ける春の風。それは野山、自然を吹きわたっている風にとっては大冒険に違いありません。視点がいい。
つばきはねちってもちってもへらないよ
前橋月田小3年 小田けい一ろう
【評】もちろん散れば減っているのですが、たくさんあって散っても花の数が減ったように見えないのです。
「いたかったよ」ってお母さん私が生まれた日一番がんばった日なんだね
前橋桃川小3年 斉藤 優維(ゆい)
【評】「私が生まれた日一番がんばった日なんだね」に感謝の気持ちがこもっています。自由律句のよさがでています。
こけはねよこから見ると森みたい
前橋大胡小4年 佐藤 伽音(かのん)
【評】スギゴケでしょう。「よこから見る」のは、近づいて見ることでもあります。「森みたい」に作者の発見があります
かえるきらきらしてた
前橋月田小1年 まつしまあみ
はるのきによりかかってほんをみる
前橋月田小1年 かまづかこうせい
カナヘビはひなたぼっこをしているよ
前橋月田小2年 せき口まさゆき
桜の根春のじゅんびで大いそがし
前橋山王小2年 栗原 正明
春の川花びら号が旅してる
前橋山王小2年 栗原 正明
風達がカーテンの風船ふくらます
前橋山王小2年 栗原 正明
さくらには六年生が見えてくる
前橋山王小2年 さきもとこうせい
とうこうはんおねえちゃんがはんちょうだ
前橋山王小2年 ひらまたいしん
うちのいぬにわにパンうめはなくろい
前橋山王小2年 ます田りり花
かえりみちみんなでいっしょに風をきる
前橋山王小2年 おかもとかずあき
みずのこはさかなといっしょにあそんでる
前橋山王小2年 もりとなぎほ
はるがきてテニスコートであそぼうよ
中之条名久田小3年 つのだすずか
しばざくらさく公園に自てん車で
前橋滝窪小3年 大谷ゆうか
春ばたけトラクターがうごいてる
前橋大胡小3年 関口 快成(かいせい)
今日からは弟いっしょのつうがくろ
前橋山王小3年 竹内 陽香(はるか)
おかあさんオレのあたまでたまごわる
前橋山王小4年 加とう将太
花粉しょうゆめの中でも鼻をかむ
前橋山王小4年 沢田  燎(かがり)
竹馬で家のまわりを歩いたよ
前橋山王小4年 広田大すけ
日よう日いつもとうさんひるねする
前橋新田小4年 山ざきゆうき
小さい子歩行者ボタンおしました
前橋新田小4年 川和(かわわ) 来南(らな)
朱里の服ぜんぶ赤ちゃんにあげるんだ
前橋大胡小4年 吉田 朱里(あかり)
お昼ねは桜の下が一番だ
前橋大胡小4年 とやたくま
大けやき夜は一人でみはり番
前橋大胡小4年 大原 京子