鈴木伸一選

2009年6月3日上毛新聞掲載


ちゅうりっぷにゅうがくしきにきれいだな
前橋大室小1年 たかはしじゅりあ
【評】じょうきゅうせいのみんなやせんせいたちといっしょに、チューリップもにゅうがくをいわってくれたのですね。
かもしかをみたがっこうへくるとちゅう
長野原一小1年 やぎけんしん
【評】ゆたかなしぜんにかこまれてくらしているけんしんくんが、うらやましいなあ。わたしもカモシカを見たいです。
たんぽぽをふいてわらってあそんだよ
長野原一小2年 町田 莉菜
【評】花のおわったタンポポにいきをふきかけると、わた毛がいっせいにまい上がります。莉菜さん、楽しそうですね。
※ 長野原一小の作品は高橋彩子先生に指導していただいたものです。
だんご虫まるくなったらタイヤみたい
渋川古巻小2年 粕川菜珠奈(なずな)
【評】ダンゴムシをよくかんさつしたから、「タイヤみたい」という楽しい発見ができたのです。俳句は、これが大事。
春の池こいの数だけ口があく
渋川古巻小3年 多胡 元貴(もとき)
【評】エサをまいたら、たくさんのコイが大きな口をあけて集まってきたのです。ちょっとびっくりしちゃいますよね。
はるになりてんしがおりて見ていたよ
前橋大胡小2年 ちぎらたつみ
【評】おだやかな春の日は、わたしたちの心をしぜんとやさしくします。やさしい心には、天使が見えるのでしょうね。
けやきの木かこんであそぶしんがっき
前橋大胡小4年 馬場日菜子
【評】「かこんであそぶ」がいい。学校の守り神みたいな大ケヤキを、みんな大すきだということが、よくわかります。
サッカーはパパとやるのがたのしいな
前橋山王小2年 うす田まさや
【評】この俳句を読んで、お父さんはなみだが出るくらいうれしいでしょう。しごとのつかれも、きっとふきとぶはず。
上ぐつをあらうぼくの手春風なでた
前橋山王小2年 なぐもゆうすけ
【評】水でぬれた手に、やさしい春風が、とても気持ちよかったことでしょう。「なでた」という表現がじょうずです。
なにもかもきれいにしたよ春の風
前橋山王小4年 千明 丈真(じょうま)
【評】あたたかな春風の中、目にうつる何もかもがきれいです。もちろん、丈真君の心の中もきれいになっています。
つばめがね小学校の上とおる
高崎城山小4年 太田 彩翔(あやか)
【評】学校の上を、すいすいととぶツバメたち。みんなといっしょに勉強したり、遊んだりしたいのかもしれませんね。
ここにはねどこにも負けないさくらがある
渋川津久田小4年 内海明日香
【評】「ここ」は、津久田小のことでしょう。美しい桜を通して、学校が大すきという気持ちが、よく伝わってきます。
はるのかぜみんなのえがおをもってくる
前橋大室小2年 はぎわらかな
ふわふわととんでいけそうゆうえんち
前橋山王小2年 石ざきゆうと
えんてんか父といっしょにあせをかく
前橋山王小2年 おかもとかずあき
ハクレンはいっぱいすずをつけている
前橋山王小3年 栗原 正明
新学期春と一しょにお引っこし
前橋山王小4年 後藤 桃夏
サイダーのあわの向こうにお母さん
前橋山王小4年 長谷川 慎
おうちのねモッコウバラがさきました
前橋駒形小2年 すだかほり
たいいくはねなつといっしょにたいそうだ
前橋駒形小3年 荻原 那奈
春の日は弟いっぱいシャボン玉
前橋大胡小3年 いなば山斗やまと
わたしのせなの花よりも小さいな
前橋大胡小3年 さとうゆい
夏がきたみんなであそんであせがでた
高崎城山小3年 大川 れい
かんな川八百匹のこいのぼり
中之条名久田小3年 唐沢ひなの
山めぶきペンキ屋の手も緑色
東吾妻東小4年 酒井菜々花
きょうもまた一年生は大はしゃぎ
渋川津久田小4年 田子 玲香