鈴木伸一選

2009年7月1日上毛新聞掲載


こふんにはみどりのくさがいっぱいだ
長野原一小1年 やぎけんしん
【評】長い年月のあいだに、草木にすっかりおおわれてしまった、こふん。「いっぱいだ」に、おどろきが出ています。
こいのぼりおひさまをみてふくらんだ
高崎新高尾小1年 くさまさくらこ
【評】日のひかりをあび、さわやかな風をすいこんで、こいのぼりは元気いっぱいです。もちろん、さくらこさんもね。
あさのけしきまぶしくてくしゃみがでそう
安中九十九小1年 あくざわまなみ
【評】まぶしいひかりを見ると、くしゃみが出ることって、たしかにあります。ユーモラスなかきかたがいいですね。
さくらがねまっててくれたにゅうがくしき
前橋山王小1年 とべ あみ
【評】あみさんたちのにゅうがくしきがすむまで、サクラの花がちらずにいてくれたのです。おれいを言いましょうね。
ほたるがね虫かごの中でふるえてる
前橋月田小2年 いいじまはな
【評】ホタルの光はうつくしいけど、どこかさびしそうでもあります。それが、ふるえていると感じられたのでしょう。
さん歩行き五月の風がながれてる
前橋大胡小3年 福田 知香
【評】「五月の風」はすがすがしく、本当にここちよい感じがします。こんな日は、ふだんより遠くまで歩けそうです。
さくらの木かみなりなると青くなる
伊勢崎宮郷小3年 八木みゆう
【評】いなびかりで桜の木が青白く見えるのでしょうが、同時に、かみなりがこわくて青ざめているようにも思えます。
※前橋富士見中の作品は、市橋俊昭先生に指導していただいたものです。
おにぎりのしおあじうまいぴくにっく
長野原一小1年 いちむらしゅうと
あめのひにかえるはぬれてきれいだな
前橋月田小1年 いしだまみこ
とりさんがにわのいちごをたべにくる
前橋山王小1年 たかはしことみ
たいやとびかぜといっしょにとべたんだ
前橋山王小1年 まついれい
雨上がりくものきれまにはとのこえ
前橋山王小2年 なぐもゆうすけ
大プール葉っぱといっしょにおよぎっこ
前橋山王小3年 代田 将弘
あおぞらのましたにひとつたんぽぽが
渋川古巻小3年 赤田 将伸
風さんがリレーしているたのしそう
渋川古巻小3年 田村 奈々
太陽がプールをてらして宝石箱
伊勢崎北二小4年 野村 優香
かえりみち青葉をみればたからばこ
みなかみ水上小4年 真庭  結(ゆい)
※水上小の作品は、五百久文江先生に指導していただいたものです。