林桂選

2009年7月22日上毛新聞掲載


あきかんあいてるあいうえお
伊勢崎宮郷小1年 しぶさわしゅんと
【評】韻(いん)遊びの句です。「あ」で各句が始まるように工夫しています。言葉にリズムがついて、楽しい作品になります。
くまんばちはなのまわりでさがしもの
長野原一小1年 いちむらしゅうと
【評】花の前でホバリングしているハチは、確かに探し物をしているように見えます。忘れ物は花の中にあるのでしょう。
すぐおきてとまとのなえにあいにゆく
前橋山王小2年 木内みずき
【評】育て始めたトマトの苗が気になってしかたありません。朝一番の仕事はトマトを見ること。「あいにゆく」がいい。
いもうとはいつもおかあさんに手紙かいている
前橋山王小3年 樋口 愛奈(まな)
【評】絵手紙なのか字の手紙なのか分かりませんが、書くことを覚えた妹さんは楽しくてしかたないのでしょう。
麦風たい風管楽器でえんそう会
前橋山王小3年 栗原 正明
【評】「風管楽器」は作者の造語。風で音を出す様子を楽器にたとえて表現しています。音をたて麦畑を渡る風のさま。
登校はん遠くで見るとコンペイトウ
前橋山王小4年 樺沢 紅里(あかり)
【評】他の登校班を遠目に見ています。色とりどりの姿は、コンペイトウのように思えるのです。コンペイトウのたとえがいい。
ぷーるはおもしろいばしゃーん
伊勢崎宮郷小1年 まちだれみ
はちさんぶんぶんばいくみたい
安中九十九小1年 まつざかりん
はるやすみじてんしゃれんしゅうがんばった
高崎新高尾小1年 ちぎらたくみ
らんどせるかぜにのってゆれている
前橋駒形小1年 よこたこころ
あめがふり草からいっぱいかえるぴょん
前橋駒形小2年 さとうきょうか
あめの日にオオムラサキがだっぴした
前橋月田小2年 せき口まさゆき
わらってるよとりもくさもはるのあさ
前橋山王小2年 小林 らい
麦の秋きつねのしっぽいっぱいだ
前橋山王小3年 栗原 正明
いもうとがねているすきにゲームやる
前橋山王小3年 あおきたくま
まらそんはかぜといっしょにはしるんだ
前橋山王小3年 まついあみ
すずめたちたいあんの日にすをつくる
前橋山王小3年 坂本こうき
夕立でくものいろがこわくなる
前橋山王小3年 むとうかい
雨ふるととうこうはんがしんとする
前橋山王小3年 たかはしとしき
かえりみちはるだからねつくしだよ
高崎新高尾小3年 茂原ひなた
夏みかんかわをむいてよお母さん
高崎新高尾小3年 横田 侑奈
つゆどきははっぱの学校音楽会
渋川古巻小3年 嶋田 伶南(れな)
草むしり友達いっぱいテントウ虫
前橋山王小4年 石崎 莉奈
ランドセル入学してきた印だよ
伊勢崎北二小4年 田口 美冬
シャボン玉近所の家に「こんにちは」
伊勢崎北二小4年 武井 未来
犬たちが春を教えてほえている
前橋大胡小4年 あくざわまりん