鈴木伸一選

2009年9月9日上毛新聞掲載


小石蹴るお天気雨の空の下
渋川青翠高1年 斉藤 結衣
雲上の流星に聞くシベリウス
新島学園高2年 上原  茜

【総評】「さか上がりやっとできたようれしいな」という句があります。このままでもいいのですが、「うれしいな」と説明せず、ほかの言葉に置きかえてうれしさを伝えることができれば、俳句としてさらに深いものになります。一例として、「さか上がりやっとできたよ春の風」としてみたら、ぽかぽかと気持ちの良い「春の風」から、さか上がりのできたうれしさが、自然と感じられるのではないでしょうか。こういうときは、やはり季語が一番役に立ちますが、季語以外の言葉であってもかまいません。どんな言葉に置きかえたらいいか、ぜひいろいろとくふうしてみてください。