鈴木伸一選

2009年9月9日上毛新聞掲載


運動会ボルトのように走りぬけ
前橋駒形小5年 萩原 陽生(はるお)
【評】男子100、200bで驚異的な世界記録を出したボルト選手。萩原君もぜひ駒形小のボルトになってください。
池の中ポッとさいたよヒツジグサ
渋川津久田小5年 上村 夏希
【評】尾瀬学校での俳句のようです。水面にポッと顔を出したヒツジグサの花の様子が、すなおに表現されています。
夏はもうおわりなのかな空が遠い
前橋大胡小6年 滝本 瑞季
【評】「空が遠い」がいい。夏の終わりごろというのは、だれでもちょっぴりさびしく、人恋しい気分になるようです。
老犬の寝顔にそよそよ夏の風
前橋敷島小6年 安藤 圭澄
【評】年老いて、寝ていることの多くなった愛犬。作者は愛情のこもったやさしいまなざしで、そっと見守っています。
波の音私みたいにマイペース
前橋山王小6年 高山このみ
【評】おだやかな海が見えてきます。波音もゆったりとして、心地よい。高山さんの人柄も、そんな感じなのでしょう。
夏休み一行日記のネタがない
前橋富士見中3年 遠藤 悠輔
【評】私たちの日常って、ある意味、こんなものかもしれません。それをユーモア精神をもって描いたところに共感。
枝豆や私の分は何処(どこ)にある
前橋春日中3年 藤原 麻衣
【評】ユーモラスな句。おいしい枝豆を楽しみにしていた作者ですが、家族のだれかが先に食べてしまったのでしょう。
秋の風みんなの服そう変えていく
前橋下川渕小5年 持田 莉美
おぼんすぎ夕日にてらされさびしい赤に
前橋粕川小5年 荻野 未有
かき氷弟飛びつく夏の味
伊勢崎殖蓮小5年 堀川 桃佳(ももか)
きらきらと光るプールは笑顔の鏡
前橋大胡小6年 岩田 莉菜
夏休みとうちゃんかつぐ暴れ獅子
前橋大胡小6年 横山 貴澄
木の下であみものしてるくもたちが
前橋山王小6年 増田 梨香
風の音静かに夏が過ぎてゆく
前橋細井小6年 萩原 鈴華
ペダルふむ夏の日ざしと競走だ
片品小6年 狩野 心良
夏休みぼくの日課は村民プール
榛東南小6年 加勢 大貴
弓池に波紋残してトンボ去り
前橋七中1年 栗原 有加
ハンカチや心豊かにすごしたい
吉岡中1年 富岡みずき
妹と私で奏でる夏の音
中之条中2年 野口 朱華(あやか)
せみの声部屋の中にも響くかな
前橋富士見中3年 近藤 佐織
かき氷暑さも一緒に削る音
前橋富士見中3年 村山 幹登
授業中ふと空を見る雲の峰
前橋春日中3年 反町 麻椰
台風が私の心をかきまぜる
前橋木瀬中3年 渡辺 瑞季
夏空の下弟のにぎる泥だんご
沼田中3年 吉野 巧麻(たくま)