鈴木伸一選

2009年9月23日上毛新聞掲載


剣道が上ずになった夏休み
前橋大室小5年 神沢 友希
【評】一生けんめい努力をしたので、剣道のうで前が上がったのです。充実した、すばらしい夏休みをすごしましたね。
みーんみーんとせみだけがなく夏休み
前橋荒牧小6年 丸山 直也
【評】他の物音は消えてしまい、セミの声だけが耳に響く。人影のない夏の日盛りを描いた、ちょっと不思議な句です。
どんぐりが落ちて勉強焦りだす
高崎中尾中3年 芝田 芽以
【評】ほんのささいなことがきっかけで、急に不安や焦りがわき上がることってありますね。受験生なら、なおのこと。
森に住む妖精達と紅葉狩り
高崎中尾中3年 長井 俊典
【評】見えない物を見る。聞こえない音を聞く。ここに、「詩」があります。宮沢賢治の童話などを思い出しました。
扇風機部屋にひっそり立っている
渋川小野上中3年 村上 大悟
【評】使われずに、ぽつんと置かれたままの扇風機。無機的な物に、どこかさびしげな気配を感じ取ったのがよかった。
夏のよる大胡に来るよあばれじし
前橋大胡小5年 竹田 天美
草木湖で花火の音がこだまする
前橋大胡小5年 本川 菜月
雨あがりのうりょう祭が盛りあがる
前橋荒牧小6年 丸山 貴大
種できてふうせんかずらも秋準備
前橋大胡東小6年 諏訪 夏海
砂浜で夏を感じる波の音
高崎新高尾小6年 田代 寛治
向日葵は太陽向って突き進む
高崎宮沢小6年 清水  愛
背のびして夏の終わりをのぞきこむ
片品武尊根小6年 三浦 怜奈
冷やかな風が私を囲んでる
渋川小野上中1年 木暮 結菜
夏が過ぎ部活の声が透き通る
渋川小野上中1年 佐藤 直樹
快適で少し寂しい冷夏かな
渋川小野上中3年 樋田 拓也
プールにて別れを告げる部活動
前橋富士見中3年 中島 宏進
日焼けする前に終わった僕の夏る
前橋富士見中3年 武田 泰拓
冷えている水面二匹の蜻蛉とび
高崎中尾中3年 重田  望
刈り終わり解かれた影の案山子かな
高崎中尾中3年 富田 一成