林桂選

2009年12月8日上毛新聞掲載


赤いかおならんでいるよほうきぐさ
前橋大胡小2年 まゆずみきょうか
【評】ホウキ草は、大きな玉のようになった枝が、真っ赤に紅葉します。確かに顔のようにも見えますね。
妹が夕日のことをあまやかす
前橋大胡小3年 くり原しおり
【評】不思議な句。どのように夕日を甘やかすのでしょう。でも、夕日に心引かれている妹さんの姿は浮かんできます。
犬のこやまわりは全部花畑
前橋大胡小3年 福田 知香
【評】犬小屋周りにはお花がいっぱい。コスモスなどの秋の花が咲いているのでしょう。犬も喜んでいるはずです。
朝一人さびしいけれど犬がいる
前橋大胡小3年 井上 多絵
【評】お父さんお母さんが仕事に出て一人家に残る朝があったのでしょう。愛犬がいることが心の支えになったのです。
すすきゆれ牛がいっぱい友の家
前橋滝窪小3年 大谷 優花
【評】友達の家は牧場をしているのです。ススキがゆれるのは放牧地。友の家ということで牛を身近に感じています。
湖が光れば空も光ってる
前橋桃瀬小3年 館野 琴子
【評】榛名湖でしょうか。空の輝きが湖に映っているのですが、強い湖の光りは空に光りを映しているように見えます。
学校の国旗が夕日の色になる
前橋山王小4年 石山ゆうり
【評】校舎の屋上に掲げられた国旗でしょう。最初に夕日を受けて赤く輝きます。「夕日の色になる」がうまい。
夕がたの町はぜんぶはりえだよ
前橋山王小4年 小出 かほ
【評】夕日の中にシルエットとなっている街並み。それは輪郭のはっきりしたはり絵のように見えます。視点がいい。
おんがくのうたをうたってあきがくる
前橋山王小1年 しおつぼしゅんすけ
さつまいもおいしく食べたらふゆがくる
伊勢崎宮郷二小2年 いいもりみやび
えんそくではじめてきっぷかいました
伊勢崎宮郷二小2年 小林まゆか
朝の道なめくじさんが線引いた
前橋桂萱小2年 わさ田さよ
花ばたけにきれいな王子さまって言います
前橋桂萱小2年 キムラサチャー
タニシのねへばったところがぺったんこ
前橋大室小2年 はぎ原かな
おとうととせみのぬけがらくらべっこ
前橋大胡小2年 ほしのはるか
イワシ雲夕焼け色に着がえてる
前橋山王小3年 栗原 正明
父さんのビールを注ぐの大好きだ
前橋山王小3年 桜井あかり
遠足は月に一回行きたいな
前橋桃瀬小3年 栗原 由季
ポケットでゆめみる両手寒い朝
前橋下川渕小3年 中沢 弘貴
兄ちゃんに頭をあらってもらったよ
前橋下川渕小3年 今井 香乃
石からね川へジャンプ夏休み
前橋大胡小3年 鈴木 大樹
秋の日は学校の中あったかい
前橋大胡小3年 さとうゆい
秋の空姉ちゃんのこてきひびいてる
前橋大胡小3年 たき本こう大
おおけやきおおきな日かげでおにごっこ
前橋大胡小3年 高橋  唯
秋の空けやきがぐんぐんのぼってる
前橋大胡小3年 岩田 みく
朝からね夜までけやき見ているよ
前橋大胡小4年 山本 朋美
かえり道一人でかえると日がしずむ
前橋大胡小4年 たかはしかいと
けやきの絵てっぺんまではかけないよ
前橋大胡小4年 前田 明洋
ブランコの下の水はけっとばす
前橋大胡小4年 茂木 竣平
くすの木をシロナガスクジラに間ちがえる
前橋月田小4年 鎌塚 龍生
おねえちゃんおふろに入ると声かわる
前橋山王小4年 原田瑠莉亜(りりあ)
星たちが手に入りそうもう少し
片品武尊根小4年 千明諒之介