林桂選

2010年3月16日上毛新聞掲載


ゆきのたままんまるころりにっこりね
前橋大胡東小1年 山口 真彩
【評】雪の玉を転がして大きくして遊びます。「にっこりね」がいい。雪の玉も、転がす作者も同じ気持ちです。
お正月ウサギをみてねあそんだよ
高崎城山小1年 南山 未羽
【評】ペットで飼っているウサギでしょう。お正月に、心ゆくまでゆっくりとウサギと遊べたのです。正月の特別な時間。
おなかにはまだおにがいるきがするよ
前橋勝山小2年 あいだみさき
【評】節分の豆まき。鬼を追い出したはずなのに、自分のおなかのあたりにまだ鬼の気配がします。少し心配です。
麦ふみで麦が筋トレしているよ
前橋山王小3年 栗原 正明
【評】麦踏みで、踏まれても立ち上がってくる麦の芽は、「筋トレ」をしている姿のように見えます。発想がいい。
ろう梅が勉強の声聞いている
前橋大胡小4年 町田 菜摘
【評】教室の中に飾られているロウバイの花は、みんなの授業のようすを聞いているようです。視点がいい句です。
登校中はくいき空までとどくかな
前橋大胡小4年 馬場日菜子
【評】寒さで白くなる息。空に届いて雲になってしまいそう。白い息も、登校中の大切な遊び道具になっています。
ことしからむらさきぼうしの二ねんせい
前橋山王小1年 あかまありす
あたたかいよりみちする日がまたふえる
前橋山王小1年 かわしまひろたか
せんたくをたたんでいたらてんとうむし
高崎城山小1年 あらいもこ
町じゅうの光がきえると星いっぱい
前橋桂萱小2年 坂下あんじゅ
しゃがんだら月が小枝にひっかかる
前橋山王小3年 栗原 正明
図書の本妹がワクワク読んでいる
前橋山王小3年 坂本こうき
冬の空せんたく物がたこみたい
前橋桃瀬小3年 高橋 柊斗(しゅうと)
公園で風といっしょになわとびする
前橋桃瀬小3年 千明  瑞(みずき)
ビオトープめだかの群れが光ってる
前橋月田小4年 長瀬小杜子(ことこ)
よしのぼり水に入れば忍者だね
前橋月田小4年 長瀬小杜子
六年生さいごのチャイム耳のこる
前橋下川渕小4年 疋田 詩歩
そうじ場所中にわそうじ風がふく
前橋大胡小4年 門倉  巧
弟がバケツの水をわっている
前橋大胡小4年 吉田 朱里(あかり)
教室の3つの花びんに花いっぱい
前橋大胡小4年 中山 瞳来(あいら)
かみの毛をさそっているよ冬の風
前橋大胡小4年 馬場日菜子
ぼくのあとゆっくり雪がついてくる
高崎城山小4年 吉田 りく
ゆたんぽ君熱が出てもすぐ治る
伊勢崎北二小4年 下境 悠暉(ゆうき)