鈴木伸一選

2010年4月20日上毛新聞掲載


くうきがねおいしくなったよもりのなか
前橋大胡小2年 けんもちきゅうま
【評】読んだ人の心の中に、すっと気持ちよく入ってくる作品です。きゅうま君の心が、とてもすなおだからでしょう。
ふる雪はいっしゅん止まって見えるんだ
前橋大胡小3年 酒井 仁成
【評】なるほど、ふわふわとふってくる雪は、たしかにこんな感じがします。仁成君、しっかりと雪を観察しましたね。
大けやきゆきのおもさをはかってる
前橋大胡小4年 長井 りな
【評】校庭の大ケヤキが、雪をいっぱいかぶっています。きっと重たいでしょうが、それでも堂々と立っているのです。
チューリップひとり言風に流されて
前橋山王小3年 栗原 正明
【評】ひとり言をつぶやいたのは正明君でしょうが、チューリップだったと読んでも楽しい。春らしいメルヘンですね。
春風と行く道この道走る道
下仁田小坂小3年 杉本実歩輝(みぶき)
【評】「道」のくり返しが、とても楽しいリズムを生んでいます。うきうきして、最後には走り出しちゃったのですね。
春の雪白レンの花こげちゃった
前橋滝窪小4年 大谷 優花
【評】清らかなハクレンの花も、盛りを過ぎると茶色っぽくなってしまいます。なるほど「こげちゃった」という感じ。
北風が追いかけてくるおにごっこ
高崎堤ケ岡小4年 中村菜々子
【評】鬼よりも速く、北風が追いかけてくるようだというのです。遊びを通して、冬の季節感がよく表現できています。
さむい日もみんな笑って登下校
草津小4年 中沢 光佑
【評】みんなが笑顔で登下校できる学校は、ほんとにいい学校。先生たちは、きっと涙が出るくらいうれしいでしょう。
*草津小の作品は、上田淳一先生に指導していただいたものです。
はる休みともだち二人へっちゃうよ
高崎城山小1年 佐とう隼紀(としき)
うめの木にことりがとまった日よう日
渋川古巻小1年 さいとうかな
水そうでタニシが冬をこしたんだ
前橋大室小2年 はぎ原かな
三年生春をむかえる風がふく
前橋粕川小2年 阿久沢俊希
ウメのはなあかくそまったきれいな子
沼田薄根小2年 さとうゆか
すってんとスケートじょうのどまん中
長野原一小2年 町田 莉菜
春休みもう行くところ決めちゃった
前橋山王小3年 斉藤 有彩(ありさ)
ゆうらん船富士の風うけおもかじいっぱい
前橋山王小3年 南雲 優介
ドーナツの穴をのぞいて春いっぱい
群大附小3年 品川 瑞華
春風といっしょに外であそびたい
高崎佐野小3年 手島あやか
春休みきれいな空気につつまれる
前橋大胡小3年 くり原しおり
手袋のちょこっとでている指寒い
前橋大胡小4年 阿久沢真凛(まりん)
雪がふる粉をふるいにかけるみたい
前橋大胡小4年 黒崎えれな
登校中晴れているのに雪の風
前橋大胡小4年 町田 菜摘
雪がふるねむっている時こっそりと
前橋大胡小4年 山本ともみ
はかまいり花をかざろうじいちゃんに
前橋下川渕小4年 佐藤  礼
貝ガラをこすりあわせてカエル鳴く
前橋桃川小4年 斉藤 優維(ゆい)
卒業式目からなみだが一つ出た
高崎堤ケ岡小4年 茂木 朋輝
雪とけて春の遊びももりだくさん
草津小4年 宮崎 朱里