鈴木伸一選

2010年5月4日上毛新聞掲載


ねこの恋私はねこに恋をする
富岡実業高3年 金久保里美(りみ)
【評】「猫の恋」は、春の季語となっています。猫好きの作者が描いたユーモラスな自画像として、印象に残りました。
※富岡実業高の作品は、飯塚麻衣先生に指導していただいたものです。
豆電球卒業の夜寂しげに
渋川青翠高1年 野村 美咲
雨の日の湿った空気にぼやける桜
渋川青翠高2年 斉藤 結衣
青春は春一番で始まった
富岡実業高2年 太田家 亮佑(りょうすけ)
【総評】主に小学生のみなさんになりますが、国語の宿題で、教科書の音読みが出された経験のある人は多いと思います。音読には集中力を高め、脳を活性化させるなどの効果があるとされていますが、そうした難しい話はさておき、リズムよく言葉を発することは単純に楽しいし、そこからもたらされる言葉が身体になじんでゆく感覚というのは、とても気持ちのいいものです。そんなわけで、みなさんも俳句を作ったら、まず声に出して読んでみるといいかもしれません。実際に声に出してみると、意外と言いにくい言葉遣いをしていることが自分で分かったりしますので、そのときは、いろいろと直してみましょう。こうした中から、みなさんお言葉に対する感覚も自然と磨かれてゆくはずです。
(学校・学年は投稿時のものです)