林桂選

2010年5月11日上毛新聞掲載


ばあちゃんとじいちゃんつれてお散歩に
前橋大胡小5年 吉原 瑞季
【評】「つれて」がいい。きっと作者が先頭で歩いているのでしょう。作者がいつも散歩しているコースなのかな?       
しゃぼん玉みんなをうつすカメラだね
藤岡美土里小6年 飯田 理沙
【評】しゃぼん玉を、カメラにたとえた表現は初めて見ました。しゃぼん玉の表面には、みんなの顔が映っています。
先輩が制服見せに集う午後
渋川小野上中3年 野村 聡太
【評】卒業した先輩たちが、それぞれの進学先の制服に身を包んで、母校の中学を訪れて、近況を報告に来ているのです。
黒板のみどり輝く新学期
渋川小野上中3年 宮  康太
【評】新学期の新鮮な気持ちを、「黒板のみどり輝く」で表現しています。特に「みどり」の指摘が効果的です。
玄関に桜ふきこむ掃除中
渋川小野上中3年 茂木真由美
【評】掃除をする最中も散り続け邪魔をする桜吹雪。絢爛(けんらん)たる春の終焉(しゅうえん)を、掃除という生活の中で見つける視線がいい。
そら色に染められていく卯月かな
中之条中3年 館  晴日(せいか)
【評】「卯月」は旧暦四月で、初夏に当たります。夏に向かってゆく季節感を「そら色に染められていく」で表現。
春風が廊下のすみまで暖める
中之条中3年 飯尾  開
【評】くまなく行き渡った春の空気感。もちろん、廊下の隅も例外ではありません。春風はこの気分を運んでいるのです。
春が来るうちのねこも分かってる
前橋大胡小5年 吉田 朱里(あかり)
母さんの仕事場となりに菜の花畑
前橋大胡小5年 吉原 瑞季
おじいちゃんよもぎのにおいをかいでいる
前橋大胡小5年 吉原 瑞季
末っ子の入園桜は満開だ
前橋大胡小5年 藤田  圭
けやきのきみんなといっしょに笑ったよ
前橋大胡小5年 たかはしかいと
妹がおいかけてくる花畑
前橋大胡小5年 馬場日菜子
学校の金魚はいつも日なたぼっこ
前橋駒形小5年 須田 采李(あやり)
新しい教科書パラパラいいにおい
前橋荒牧小5年 富沢 茉那
春が来たよ楽しそうだね新一年生
前橋荒牧小5年 栗原 拓夢
教室で桜ながめる朝の会
下仁田小坂小5年 清水明日香
若葉でて春の風がとおりゆく
埼玉・熊谷妻沼南小5年 森  翔吾
春の風おさない新芽をなでてゆく
埼玉・熊谷妻沼南小6年 織部亜珠実
桜がねちりはじめてるこまがた小
前橋駒形小6年 荒井 玲香
みやぎむらせんぼんざくらいっぽんみち
前橋駒形小6年 小林 大起
新しい消しゴムつかうのいやなのだ
渋川小野上中1年 新井 大智
芝桜大地にキャンパス染めていく
前橋七中2年 栗原 有加
春風の中をめちゃくちゃ走りたい
藤岡北中2年 宮下 自由
春風に流され着いた日のにおい
渋川赤城北中2年 青木 孝文
ふわふわと楽しそうなしゃぼん玉
渋川赤城北中3年 茂木祐香里
朝練のコート一面桜色
渋川小野上中3年 野村 聡太
桜散り夏を迎える風になる
渋川金島中3年 戸神 翔矢
あこがれのあの子の笑顔桜かな
渋川金島中3年 青木 芳治
桜揺れ手を振っている青空に
渋川金島中3年 辻田  梢
グランドに桜が咲いてやる気出る
中之条中3年 加辺 一馬
影見れば僕とまざった桜の木
中之条中3年 島田  樹
月影がささる大地を凍てつかせ
中之条中3年 上原 真衣
春風が私の影を通りぬけ
中之条中3年 篠原 怜珠