林桂選

2010年7月6日上毛新聞掲載


うちわ きょうはすずしくね いっぱいおねがいね
前橋大胡小1年 かとうりん
【評】「うちわ」は団扇(うちわ)でしょうね。ウチワが涼しさを呼ぶ神さまのようになっています。楽しい俳句になっています。
きゃんぷしてとおくに見える町のほし
前橋粕川小2年 青山 あい
【評】遠くに見える町の明かりを、星にたとえました。少し家恋しい気分でしょうか。空の星も輝いていることでしょう。
いもうとがパンでリモコンごっこする
前橋山王小2年 金子 真白(ましろ)
【評】パンは長いフランスパンのような形でしょう。リモコンに見立ててテレビに向けて操作のまね。幼い妹さんです。
はたふりをしているままにもう一ど「行ってきます」
前橋山王小3年 星野りり花
【評】交通当番に出ているお母さんに再会。もう一度、「行ってきます」のあいさつができるのが少しうれしいのです。
おべんとうママのきもちがおいしいな
前橋岩神小3年 小林 かな
【評】「ママのきもちがおいしいな」が、いい表現です。お弁当の味は、ママの気持ちそのままなのです。愛情の味。
校庭におちてたさくらがなくなった
前橋下川渕小4年 小池 侑生
【評】校庭一面に散り敷いていた桜の花びら。いつの間にかなくなっています。どこに行ってしまったのでしょう。
群馬県なっから強い風の声
前橋滝窪小4年 戸塚 愛結(あゆ)
【評】群馬は風の国。「なっから」の群馬弁の使い方がおもしろい。大人のあいさつの中に出てきそうな言葉ですね。
きょうは「や」のじがむずかしかった
前橋大胡小1年 いのうえはな
がっこうのいくみちはみみずがいっぱいいるんだよ
前橋大胡小1年 しおつきひさ
ふわふわのうさぎのこどもうまれたよ
前橋駒形小1年 いのなつみ
あめふっておばあちゃんとかささしたよ
前橋山王小1年 なかしましおん
あたらしいかさがつかえるあめのひは
前橋山王小1年 こいけきょうこ
たんじょう日かってもらったよハムスター
前橋大胡小2年 つのだらん
晴れなのにずぶぬれになるたきのそば
前橋大胡小2年 天のあおい
あい犬とママのとこまできょうそうだ
前橋山王小2年 森 せい空(な)
おとうさんながぐつはいてなえうえだ
前橋白川小2年 とまるるな
はるかぜが黄色いぼうしゆらしてる
高崎堤ヶ岡小2年 すず木 岬
かえるもね水えい教室ひらいてる
前橋大胡小3年 黛  杏香
あおい麦朝つゆかぶって白い波
前橋山王小3年 南雲 優介
大けやきの下でつな引き一年と
前橋大胡小4年 福田 知香
友だちと一丁田ぬまにどじょうとり
前橋大胡小4年 木島 航陽
雨の日は青いかっぱ赤いかっぱでてくるよ
前橋大胡小4年 有馬りょうが
妹が早口言葉で負けてなく
前橋山王小4年 桜井あかり
ジャガイモのうすむらさきの花かざり
前橋山王小4年 白石 泰地
若葉風噴水くだき去って行く
前橋山王小4年 栗原 正明
雨の音お豆にる音にてる音
前橋桃川小4年 斉藤 優維
ひざしがねわたしをさして光ってる
高崎佐野小4年 西村 なお