鈴木伸一選

2010年7月27日上毛新聞掲載


はれのそらうみにいってるきぶんだね
前橋駒形小1年 ふじいゆうき
【評】まっさおな空の色から、海が思いうかんだのでしょう。こういう想像力(そうぞうりょく)が、毎日をたのしくしてくれるのです。
たいいくかん雨の音がねひびくんだ
前橋駒形小2年 しおたあみ
【評】体育館にひびくくらいの雨音ですから、夕立みたいに強い雨でしょう。体育館が、楽器になったような感じです。
雨上がりえのぐみたいな水たまり
前橋大胡小4年 くり原しおり
【評】発想の楽しい俳句。水たまりには青い空や白い雲が映り、まるでパレットに絵の具をといたように見えるのです。
がやがやと夜までひびく夏の音
前橋永明小4年 小池 一輝
【評】お祭りの笛太鼓や花火の音。そして行きかう人々の話し声。いろいろな音が、夏の夜の楽しさを感じさせます。
鳥が今空をながめて光ってる
前橋勝山小4年 青柳  吟
【評】木の枝で羽を休めている鳥が、空をながめているのでしょう。「光ってる」という表現が、たいへん印象的です。
サイダーもシュワシュワはしゃぐよ夏休み
前橋下川渕小4年 今井 かの
【評】サイダーの泡を、はしゃいでいるととらえたのがいい。かのさんのはずんだ心の中も、自然とわかりますものね。
あめがふるはじまるおとはまつりのよう
伊勢崎宮郷小4年 石橋美緒奈
【評】夕立のような強い雨は、にぎやかな音を立てて一気にふり出します。なるほど、お祭りのようでもありますね。
夏休みはだしでサイダー飲みほした
伊勢崎北二小4年 竹越 健太
【評】夏休みらしい伸び伸びとした気分にあふれた作品。サイダーを飲むならはだしに限るなあ、とたしかに思います。
夏休みプールに入る青空と
片品武尊根小4年 星野美紗子
【評】プールに映った、すがすがしい青空。まるで仲良しの友だちのように、いっしょに泳ごうというのがいいですね。
なつやすみたのしいなつのかぜがくる
前橋駒形小1年 しみずそうすけ
ぷーるのなかあたたかいところがある
前橋月田小1年 かわはられい
せんせいはおはないっぱいもってくるよ
前橋大胡小1年 かないりな
友だちがサッカーしてたらあつまった
前橋大胡小3年 そえやしゅうと
ひやけしておふろでみずぎきてるみたい
前橋山王小1年 こばやしみゆう
夕立に水田のいねおどってる
前橋山王小3年 南雲 優介
竹の葉のブランコゆらす夏の雨
前橋山王小4年 栗原 正明
せん風きさいごに風はどこに行く
高崎堤ケ岡小2年 さとうゆうと
なつの朝ちょこちょこかげがおってくる
高崎堤ケ岡小2年 平田 智也
日がくれて子どもがはしゃぐ花火かな
伊勢崎宮郷小3年 本田 雅香(まさか)
カチカチと時間がすぎて夏休み
前橋永明小4年 関  愛梨
あさがおの雨のみずたまかがやいた
前橋勝山小4年 沢田美優香
おひさまがてりつける日はヘチマがのびる
前橋勝山小4年 福島ゆいな
今日もまた虫鳴くさかみち走ってく
高崎佐野小4年 佐野 綾香
キャンプの日夏の大三角形結んでる
高崎佐野小4年 須永 みお
わくわくとたのしみまぜる夏休み
高崎佐野小4年 西村 なお
夕立がぼくの帰りをねらってる
高崎城山小4年 荻原 竜斗
城山にでっかい雷落っこちた
高崎城山小4年 吉田 啓人
夏休みカブトムシいたよお父さん
伊勢崎北二小4年 吉田こうせい