鈴木伸一選

2010年8月24日上毛新聞掲載


ザワザワと葉っぱ鳴いてる夏休み
高崎国府小5年 樋口  眸
【評】森林に足を踏み入れると、木々のざわめきに命の鼓動のようなものが感じられ、不思議な気分になったりします。
初夏の風クラリネットの音色乗せ
中之条中1年 瀬山  楓
【評】クラリネットの丸みのある心地よい音色は、初夏という季節にもよく合うようです。奏でる楽曲は何でしょうか。
夏休み初めて思う不安かな
中之条中1年 渡辺名津子
【評】中学生としてはじめての夏休み。どう過ごせばいいか不安を感じることがあっても、きっと乗り越えられるはず。
新品の靴とともに夏歩む
前橋七中2年 栗原 有加
【評】新しい靴をはくと、歩みもおのずと軽快になります。猛暑続きの夏でさえ、何だかさわやかな感じがしてきます。
学校の畑のトマト真っ赤かな
渋川小野上中2年 飯塚 遥己(はるき)
【評】学校のトマトが特に赤く見えるのは、そこに級友や先生方をはじめ、みんなの思いがこもっているからでしょう。
外を見る友の瞳に雨映る
渋川小野上中3年 茂木真由美
【評】友だちの潤いを帯びた瞳の印象に、どしゃ降りの雨はふさわしくありません。梅雨どきの静かな雨がいいですね。
セミの声やる気がでてきて宿題だ
前橋細井小5年 有友 丈瑠(たける)
暑い夏すくすくのびろいんげん豆
渋川南小5年 松岡 朱里
三つ星空にせんひき使いたい
吉岡明治小5年 都丸  駿
暑くなる宿題の量厚くなる
前橋大胡小6年 中村 柚衣
あまのがわウルトラマンはどこにいる
高崎佐野小6年 湯崎野郁也
甘いはずでも舌痛いかき氷
藤岡美土里小6年 飯田 理沙
ダンゴムシはいはいしてる赤ちゃんだ
藤岡美土里小6年 中村 未優
ドンドンドン緑に響く鼓笛隊
長野原一小6年 市村 桃子
向日葵が咲いて知らせる終戦日
高崎中尾中1年 岩丸 竜輔
キラキラとプールに映る鳥一羽
高崎中尾中1年 海老沼りほ
文月に空からおりる天使かな
中之条中1年 関  友斗
帰り道通り過ぎてく夏の音
中之条中3年 狩野 夏美
水たまりのぞけば見える夏の色
渋川小野上中3年 飯塚 美咲
夏の空小鳥飛びかう授業中
渋川小野上中3年 今井 健斗
梅雨の空大会向けてボール追う
渋川小野上中3年 小野 秀哲(ひであき)
おやつだよ呼ばれた先に大スイカ
吉岡中3年 塩谷 弥生
日記帳羽虫の命がしみこんでいる
栃木・佐野日大中等学校3年 阿部 真弓