林桂選

2010年9月28日上毛新聞掲載


サンダルのあとがくっきり夏休み
前橋敷島小5年 高橋 朋香
【評】サンダルで遊んだ夏休み。足にはサンダルの跡に日焼けが残っています。サンダルに焦点を絞った表現が巧み。
愛犬と弟毎日けんかする
前橋大胡小6年 添谷 桃果
【評】大型犬の散歩でしょうか。リードを引く弟になかなか従おうとしない犬。毎日悪戦苦闘を続ける弟さんの姿です。
夏休みびょういんで見た夜の空
前橋広瀬小6年 長山 優雅
【評】入院でしょうか、お見舞いでしょうか。夜の病院から見る夏の空の寂しさ。これも忘れられない夏休みです。
帰省する道路が長い駐車場
高崎馬庭小6年 松本奈菜子
【評】帰省の大渋滞。動かない車は、まるで駐車場に止まっているような感じです。「長い駐車場」の発想が愉快。
帰り道アオダイショウにあう夏の午後
前橋大胡小5年 宮  崇允
妙義山石門めぐる風の中
下仁田小坂小5年 神宮 千春
朝の道ラジオの音にセミが鳴く
下仁田小坂小6年 吉田 莉紗
楽しみもかいこ手のひら夏休み
下仁田小坂小6年 安藤  凌
空色のビー玉転がすうちのねこ
前橋大胡小6年 新井 萌香
薬師寺で千年続くせみの声
榛東南小6年 関  紘太
ほうせんかはじける種は水のよう
榛東南小6年 竹内 彩夏
風穴のすずしさをますせみの声
下仁田小6年 青木 海斗
絹の道昔と今をつなぐ道
下仁田中1年 岩井  廉(れん)
下仁田のレンガ列車が風をきる
下仁田中2年 諏訪 珠那(じゅな)
夏暑しくっついてくる弟かな
前橋七中2年 栗原 有加
おみやげのふくろを持つ手汗ばんで
前橋南橘中3年 都丸ちなみ
夏の風長楽寺の竹ゆれている
下仁田中3年 土谷 敏己(としき)