2011年1月18日上毛新聞掲載


かれた木に光の花が満開だ
前橋山王小5年 土屋 葉月
【評】街路樹などに施したイルミネーション。最近は冬の夜の風物詩になってきています。「満開だ」の見立てがいい。
パパとママ年末ジャンボでもうそう中
伊勢崎赤堀東小5年 斉藤 玲奈
【評】宝くじの一等が当たったときのことを話し合っているお父さんとお母さん。でも、子どもの目はシビアです。
登下校本郷寛太歌ってる
前橋大胡小6年 本郷 寛太
【評】俳句の中に自分の名前を詠み込んだユニークな俳句です。歌が好きな自分の姿をユーモラスに描いています。
夕食を食べるころには風が呼ぶ
前橋大胡小6年 茂木 達彦
【評】家族で夕食の卓を囲むころには、戸外では寒い北風の音が闇の中に鳴り響きます。「風が呼ぶ」が巧みです。
ゆきんこが冬の香りを運んでる
中之条中1年 小池 佳菜
【評】ゆきんこは、綿虫や雪虫と呼ばれる小さな虫。雪の降る前に現れて、冬の到来を知らせてくれる存在です。
外晴れてカーテン光る冬近く
渋川小野上中2年 木暮 結菜(ゆな)
【評】晴れた戸外の明るさを伝えるカーテンの光。冬近い日もカーテンを通すと明るく暖かいものになります。
早朝の新聞照らす日の出かな
中之条中3年 大川 拓海
【評】新聞受けからはみ出た新聞に朝日が映えているのでしょう。あるいは作者は新聞配達をしているのかもしれません。
耳すますなわとび風きる音がする
前橋山王小5年 石崎 莉奈
登こうの少し前にはコート着る
前橋下川渕小5年 柴田 真也(まさや)
冬の風葉っぱに旅をさせている
前橋下川渕小5年 持田麻夢奈(あんな)
秋の空真っ赤をねらうりんごがり
高崎入野小5年 原口 紗英
おでんの具だいこんちくわほっくほく
前橋朝倉小6年 加藤 真依
山の上ひこうき雲がささってる
前橋粕川小6年 木村 星香
満月はふくろう喜び鳴いている
前橋粕川小6年 小林 峻也(しゅんや)
もう少し早くこないかなクリスマス
前橋中川小6年 本田有輝子
虫の声野原歩けば歌いだす
高崎新高尾小6年 山田 香介
つま先で歩きたくなる家のゆか
伊勢崎赤堀東小6年 清水 翔山
満月がきれいに光る池の水
伊勢崎境島小6年 田島 茉実
寒くなり冬を感じる雨の音
下仁田小6年 今井 彩乃
北風がついてこいよと初雪に
長野原一小6年 金子 且行(かつゆき)
自転車のハンドル冷たい秋の朝
中之条中1年 山田 優衣
寒い朝朝日ためこむ牛乳びん
渋川赤城北中2年 小林 渓太
自動車の行きかう風がつきささる
渋川小野上中2年 金子 祐輔
寒すぎてこたつの中に犬もいる
神流中里中2年 新井  楓
友の目が蒼色(あおいろ)になる帰り道
中之条中3年 上原 真衣
雨音は部屋で実力ためる音
中之条中3年 福島 香奈