林桂選

2011年3月8日上毛新聞掲載


お日さまがずっと見ているお天気雨
前橋大胡小2年 じつ川さあや
【評】太陽が見えているのに、降る日照雨(そばえ)。それを太陽が見ている雨と考えたところがいい。発想のいい句。
バラのあしとげとげしてておこってる
前橋山王小2年 細矢 あい
【評】「バラのあし」はバラの幹。花が顔なら確かに足。「とげとげ」を怒っているとみるのもおもしろい。
五時におきポールれんしゅういったんだ
長野原一小2年 八木 健心
【評】「ポールれんしゅう」は、スキーの回転競技の練習のことでしょうね。学校に行く前の早朝練習で励みます。
あやとりで父とあそんだ日曜日
前橋大胡小3年 中野 敦貴
【評】綾(あや)取りの相手はお母さんでなく、お父さん。器用に相手するお父さんか不器用なお父さんか。どちらも素敵(すてき)です。
冬げいこつめたい足までひびく面
前橋山王小3年 南雲 優介
【評】剣道の寒稽古。面を打たれると、冷たくなった足まで痛さが伝わる感じなのです。厳しさをよく表現しています。
風の中ローラーだけが麦をふむ
前橋山王小4年 白石 泰地
【評】現代の麦踏みはローラーで行います。風に吹かれての厳しい冬の農作業も様変わりしました。人影もありません。
氷張る葉っぱの標本みたいだな
前橋山王小4年 栗原 正明
【評】薄い氷が張っているようすは、葉を走っている葉脈のように見えることがあります。「葉っぱの標本」がみごと。
うちの犬冬の風が気に入ってる
前橋下川淵小4年 佐竹ひめの
【評】寒い北風の中の散歩でも喜んでいる愛犬。きっと寒い風が好きなのに違いありません。「気に入ってる」がいい。
きたかぜがきいろいぼうしねらってる
前橋大胡小1年 やまぐちけんた
あたしんちおとうといるからこたつない
前橋大胡小1年 はせ川もも花
おとうさんたこやきまわすのうまいんだ
前橋大胡小1年 いの上 花
はるよこいワクワクドキドキ2年生
前橋粕川小1年 真藤 凪沙
プールにねかものたいぐんきたんだよ
前橋駒形小1年 佐野光太郎
ろてんぶろよぞらにうかぶゆげのくも
前橋山王小1年 さくらいれい
おとうさんひげがのびてるあさのかお
長野原一小1年 しのはらみつき
おこたつはみんなの足を赤にする
前橋大胡小2年 やまざきもえ
水色のながぐつはいたら雨ふった
前橋大胡小2年 池つあやか
おとうとの手をもったらね歩いたよ
前橋駒形小2年 はし本さやか
あさりんごしゃきしゃき食べて目がさめる
前橋山王小2年 あらいりおん
木のえだがいちばん星をかこんでる
群馬大学附小2年 小林 征楽
てがあかいこおりさわったあさのにわ
高崎佐野小2年 廣兼真依子
かざはながぼくのまわりでおどってる
高崎城山小2年 ほりこしゆきちか
ともだちとえがおみせあう冬の空
前橋大胡小3年 とまるこうき
白いねこねてるすがたはかがみもち
前橋大室小3年 はぎわらかな
雪ふれば雪だるまだってあそびたい
前橋嶺小3年 田中 智也
ロウバイはひめさまみたいですてきだね
熊谷妻沼南小3年 柿沼 聖哉
ちらちらとおどりのように雪がふる
前橋永明小4年 中川  綾
赤城山わたあめみたいな雲だった
前橋永明小4年 関  愛梨
わたしたち春見つけたら五年生
前橋大胡小4年 栗原 栞里
クリスマス妹がサンタ待っていた
前橋大室小4年 かねこせいら
ビー玉に不思議な世界が見えてくる
前橋下川淵小4年 今泉えみる
スキーじょうちがう国に来たみたい
前橋下川淵小4年 茂木 咲乃