鈴木伸一選

2011年4月7日上毛新聞掲載


めずらしく雪で遊べる通学路
高崎箕輪小5年 橋爪 七星
【評】「めずらしく」というのは、本当に実感ですね。通学路に響き渡る子どもたちの歓声が、私にも聞こえてきます。
思い出に春の光が差してるよ
前橋大胡小6年 須藤 風花
【評】おだやかな春の日ざしの中、6年間のさまざまな思い出が目に浮かんできます。思い出を胸に新たな旅立ちです。
卒業だ教室そうじがしたくなる
前橋大胡東小6年 田中 将吾
【評】慣れ親しんだ教室とも、もうすぐお別れです。感謝をこめてそうじをしたくなるという気持ち、よく分かるなあ。
かすみそうかざった花びんに雪がふる
前橋滝窪小6年 北爪 美穂
【評】カスミソウの小さな白い花を、降る雪にたとえたのです。実際の花と想像の雪。二つの映像が美しく重なります。
春の土よいことたくさん咲かせよう
高崎中尾中1年 反町 桃子
【評】こういう素直な善意こそが、本当は何よりも大切なのです。みんなで力を合わせ、いっぱい花を咲かせましょう。
春風に牛伏山がおどってる
高崎入野中1年 大場  蓮
【評】伏せた牛の形の山も、そよ吹く春風の心地よさに、思わず立ち上がって踊り出す。発想の面白さに感心しました。
背伸びして自分を探す春の風
中之条中3年 新井 隆史
【評】自分を探すには、確かに背伸びをして、目標を少し高めにすることが大事。若いうちは、それが十分に可能です。
あざやかなうぐいすパン食べ春思う
中之条中3年 島田  樹
【評】「街の雨鶯餅がもう出たか」(富安風生)を想起。パンも餅も、みずみずしい緑が春到来の喜びを告げています。
弟のえがおもさいたよヒヤシンス
前橋下川渕小5年 福永すみれ
校門は元気な声がでるところ
前橋滝窪小金丸分校5年 室田 一樹
赤ぎ山春の日ざしに現れる
前橋大胡小6年 荻原菜々美
ながなわをゆれながら見る大けやき
前橋大胡小6年 多賀谷彩美
公園で小犬と走る日曜日
前橋大胡小6年 三浦 健人
たくさんの宝物だよ春の道
前橋滝窪小6年 岡田 颯太
冬の池きらきら光って銀の板
伊勢崎赤堀東小6年 須永 竜史
すれちがう子どもと風と風船と
高崎中尾中1年 熊井 美和
春の土踏み締め心改める
高崎中尾中1年 矢島 拓朗
やわらかな優しい香する春の土
高崎中尾中1年 横田 裕理
少年がふらここ漕いで母を待つ
高崎中尾中1年 吉田 拓矢
桜咲く友情の花もあちこちに
高崎入野中1年 鈴木 杏奈
ふきのとうまぶしそうに空見てる
高崎入野中1年 瀧沢  梓
春の風別れの風や出会いの風
みどり東中1年 前原 亜希
春風を集めて歩む三年生
中之条中1年 関  友斗
春の朝太陽つめこむカバンかな
中之条中1年 瀬山  楓
冬の朝星から便りが届いてる
中之条中1年 宮内 明乃
春近きそでをまくって部活する
下仁田中2年 大手 一海
太陽と僕の心が点対称
中之条中3年 萩原 悠太
はなうたも大きく聞こえる春隣
中之条中3年 宮崎 菜奈
               (学校・学年は投稿時のものです)