鈴木伸一選

2011年9月22日上毛新聞掲載


たいふうだながぐつのなかもたいふうだ
前橋桃木小1年 かのうりょうと
【評】雨がつよく、ながぐつの中までびしょぬれになっちゃいました。でも、りょうとくんにはそれもたのしいのです。
あるいたらあせかいちゃったかえりみち
前橋大胡小1年 かたおかりよ
【評】とてもすなおな書きかたなので、りよさんがげんきいっぱい、どんどんあるいたということが、よくわかります。
自分でねそだてたトマト光ってる
前橋敷島小2年 木内まりん
【評】自分でそだてたトマトだからこそ、ほかのものよりも光って見えるのです。まりんさん、よくがんばりましたね。
夏の空ゴーヤにむかってジャンプする
高崎堤ケ岡小2年 す田ほの夏
【評】ゴーヤのグリーンカーテン。高いところの実にむかってジャンプするのが、楽しいあそびになっているようです。
こうていもぜんぶあついといっている
前橋永明小3年 さいとうももか
【評】「あつい」と言っているのはももかさんでもあるし、校庭そのものでもあるようです。とにかく、とても暑い日。
はじめての友だちいっしょに夏まつり
前橋駒形小3年 相山 友希
【評】最近、なかよしになったお友だちかな。はじめていっしょにお祭りに行って、ますますなかよしになれましたね。
草ぶえをこっそりふいて秋がくる
前橋駒形小3年 すずきさつき
【評】草をさらさらと小さく鳴らして、秋風がそっとふいてゆきます。それを、「草ぶえ」にたとえたのがすてきです。
とんぼたち秋のふうけい作ってる
前橋山王小3年 上村 考輝
【評】トンボを見かけると、秋が来たなあと思います。秋らしい風景は、トンボたちのおかげだということなんですね。
夏休み原ばくドーム見にいった
前橋若宮小3年 新いつかさ
【評】広島の「原爆ドーム」は、戦争と平和、いのちの大切さなど、私たちにいろいろなことを考えさせてくれますね。
せみの声夏のひかりにひびくんだ
前橋大胡小3年 橋本すばる
【評】セミの声は耳で、夏の光は目でとらえるものです。それをいっしょに合わせたところが、この俳句のすばらしさ。
せみの声おばあちゃんちで聞こえたよ
安中小3年 田中 佑汰
【評】夏休みに、ふだんははなれてくらすおばあちゃんの家に行ったのです。セミの声が、よい思い出になりましたね。
夏かぜをひいて終わる夏休み
伊勢崎赤堀東小4年 今井あいか
【評】やれやれまいったなあ、というあいかさんの気持ちが、よく出ています。こんな夏休みも、たまにはありますよ。
くもりぞらぷうるはすこしかなしそう
前橋桂萱小1年 ふくだみおり
ひまわりはたいふうなのにたおれない
前橋桃木小1年 おおうみみゆ
あめのうたおおつぶこつぶのドレミファソ
高崎中央小1年 ただいしかえで
たのしいなまいにちとれるよなつやさい
高崎箕輪小1年 しおやるみ
かみなりはおにのロケット花火だよ
前橋山王小2年 いまいゆうき
せみが鳴く雨がやんだぞうれしそう
前橋山王小2年 戸部 亜美
雨マークはずれてほしいプールの日
高崎箕輪小2年 よこたそらと
たいふうって大いそがしのママみたい
伊勢崎赤堀東小2年 すず木りくと
こくばんにはみでるくらいそらひろい
前橋永明小3年 大竹あおい
たいふうとわたしの自てん車はやさがおなじ
前橋永明小3年 吉原 沙弥
赤とんぼまわりを秋にかえてとぶ
前橋駒形小3年 川野ほのか
パパのかた日やけのあとがせかい地図
前橋山王小3年 塩沢佑之助
夏休みおわるとあきがそらにある
前橋大胡小3年 きらくこう大
夏の朝どたばたどたばたいそがしい
前橋粕川小3年 まつ本ひかる
夏休みしゅくだいセーフアウトかな
前橋月田小3年 石田 雄大
学校のプールがすきな夏の風
渋川古巻小3年 さいとう可菜
カブトムシおれのきせつとむねをはる
安中小3年 岡田 勇将
まん丸い月の形がピザみたい
前橋大胡東小4年 林  愛梨
夕やけにうっとりしてるアカトンボ
伊勢崎赤堀東小4年 あらいはやと