鈴木伸一選

2011年11月3日上毛新聞掲載


おべんとうレジャーシートがおなじだね
前橋総社小1年 いしはらなの
【評】秋のえんそく。おべんとうをたべるのでひろげたレジャーシートが、友だちと同じでびっくり、というわけです。
あきのかぜこうていぜんぶにひろがった
前橋大胡小1年 よだひろひさ
【評】ひろいこうていいっぱいに、秋風がふきわたっているというのです。だれもが、すがすがしい気もちになります。
サッカーでいえにかえるとくりごはん
前橋桃木小2年 こいけゆうは
【評】おなかぺこぺこで家に帰ったら、くりごはんのたけるいいにおいがします。私のおなかも、グーと鳴りましたよ。
北風がいったり来たりで遊んでる
前橋駒形小3年 岩野 ゆい
【評】ヒューッとふいて静かになり、また強くふく。そんな北風のようすを「いったり来たり」でうまく表現しました。
すじ雲は空のかみさまのそうじあと
前橋大胡小3年 つのだらん
【評】空にうかんだ細いすじ雲は、なるほど、ほうきではいたあとのように見えますね。おもしろい発見だと思います。
おさんぽで冬がくるのをかんじたよ
前橋粕川小3年 ながのりおか
【評】風のつめたさや空の色などに、近づく冬を感じたりおかさん。実際にお散歩に行って、はじめて書ける俳句です。
秋の空雲ひとつない青のせかい
高崎城山小3年 岸  琉嘉(るか)
【評】「青のせかい」という表現がいいですね。「天高し」と言われる秋は、たしかに空の青さも目にしみるようです。
秋かくと赤のクレヨンみじかいよ
渋川古巻小3年 さいとう可菜
【評】秋の風景を絵にかくと、一番使うのは赤のクレヨン。絵ができあがると、クレヨンはすっかり短くなっています。
キンモクセイ秋の朝のにおいだな
前橋山王小4年 湯本 育巳
【評】キンモクセイの甘いにおいは、ただ甘いだけでなく、朝にふさわしい、どこかすがすがしい感じもあるようです。
赤とんぼ夕日にふれてなお赤い
伊勢崎赤堀東小4年 おうみひかる
【評】ただでさえ赤い赤トンボが、夕日にふれて一層、赤くなったのです。「詩」を感じさせるとらえ方だと思います。
ジャングルジム登るとあたまに葉がおちる
安中臼井小4年 小清水瑠菜
【評】瑠菜さんが自分で体験したことを書いているので、読んだ人の頭の中に、その光景がぱっとうかんでくるのです。
さつまいもほってもほってもてがとどかない
前橋大室小1年 たかしまゆうき
やまでらによくきこえるよせみのこえ
前橋桂萱小1年 まえはらけんと
あきの木はいろんないろのふくをきる
前橋山王小1年 かまたさき
たいふうはかぜがすごいよあめななめ
前橋総社小1年 おだふうた
おおけやきはっぱがちょっとずつおちてくる
前橋大胡小1年 かぬまゆうと
ひがんばなろうそくみたいにひかってる
伊勢崎赤堀東小1年 さいとうのぞみ
かきのみがもうたべてよとなっている
前橋山王小2年 さかいのあいり
朝の風パパとならんでランニング
前橋山王小2年 町田えいすけ
うんどう会はずかしがらずにできました
高崎片岡小2年 中西なるみ
あきの空色が青色風ふいた
高崎堤ケ岡小2年 さかい友な
ねこがきたえがおときずの毎日だ
伊勢崎宮郷二小2年 やなぎたりん
もみじがねやっとこさっとこさきました
前橋桂萱小3年 たけうちりほ
あきの葉がわたしの秋の目ゆらしてる
前橋駒形小3年 やばたりほ
あきかぜがにこりとわらってすぎていく
前橋粕川小3年 おく山由真
三日月のすべりだいをすべってみたい
前橋粕川小3年 武政 采明(あやめ)
秋風はゆっくりすすんでつぎの町
高崎片岡小3年 小野ひかる
あかトンボこねこのひるねじゃまをする
高崎城山小3年 ほりこしゆきちか
いね刈りが終わって静かな秋の夜
前橋山王小4年 南雲 優介
冬じたくまきわり父さんぼくはこぶ
前橋大胡小4年 斎藤 勇気
秋の庭いそがしそうなしじみちょう
前橋大胡小4年 黛  杏香
とちの葉をみんなで集めてやきいも集会
赤城養護小児医療センター分校小4年 田嶋 七海
木の後ろかくれんぼするひがん花
伊勢崎赤堀東小4年 吉田 琴音
ろてんぶろもみじがゆっくりおよいでる
甘楽福島小4年 斉藤 深冬