林桂選

2011年11月24日上毛新聞掲載


さむくなりたんすのなかがくらすがえ
ふた葉の部前橋大胡二保育園年長 いいづかなほ
【評】箪笥(たんす)の中身が季節によって変わります。模様替えや衣更(ころもが)えという表現はよくありますが、クラス替えは珍しい。
ゆうやけでくものなかがひかってた
前橋桃木小1年 しばもとまなみ
【評】夕日に照らされ赤く染まった雲。でも、明るく輝いているところにも気がつきました。観察のよい句です。
ワニがいたじっとしていてこわかった
前橋桃瀬小2年 井ぐまのあ
【評】動物園かワニ園の見学。動くことばかりが恐(こわ)いのではなく、じっとしていて恐いと思うこともあるのです。
秋のオチバ一まい一まいおちてくる
前橋永明小3年 あべたつろう
【評】次から次へと降ってくる落ち葉。でも、一枚一枚が重なってのことなのです。一枚に注目できたのがいい。
るすばんをしながらはいくをつくってる
前橋下川淵小3年 入さわまいか
【評】留守番の淋(さび)しさと心細さを癒やしてくれる俳句作り。こんなときは、きっといい句も生まれることでしょう。
春からのはいくのノートに秋が来た
渋川古巻小3年 さいとう可菜
【評】ノートに俳句を書きためています。ノートの俳句の変化で、季節の移り変わりを実感します。秋がきたのです。
天文台ゴーカイジャーにあいました
桐生新里北小3年 青木 友佑
【評】ぐんま天文台の見学に行って、偶然撮影現場に遭遇したようです。印象に残ったのはゴーカイジャーのほう。
コスモスがかこんでいるよまん月を
前橋山王小4年 須田 藍斗
【評】コスモス畑から眺めた満月。まるでコスモスが満月を囲んでいるように見えます。場面の切り取り方がうまい。
日ようびりょうくんかがみにべろだした
前橋大胡小1年 くどうえいすけ
わたしより大きな大だまころがした
前橋大室小1年 さのあいり
あきのみちおちばにそってたどろうよ
前橋桂萱小1年 よしのゆら
あきのうたおちばどんどんふってくる
前橋桂萱小1年 さまたくるみ
かぶとむしけんかでまけてつのがない
前橋総社小1年 あらいゆうき
いねかたいさきがおばけだつぶいっぱい
前橋月田小1年 くろすがく
リレーしたらかぜがぼくのかおにぶつかった
前橋桃木小1年 たかはしりつき
金魚がねパチパチ石とおはなしだ
前橋山王小2年 こせきはな
秋風がぼくの目の前すきとおる
前橋桃瀬小2年 石井やすき
かん字のねじしゅべんいっぱい金シール
前橋桃瀬小2年 ほりかわだいと
きんもくせいサッカーしてていいにおい
高崎城山小2年 まさごのえ
ドングリのちくちくぼうしくすぐったい
高崎城山小2年 とみたるい
あきの山さいきんはっぱがいいにおい
高崎堤ケ岡小2年 丸山ありか
今年はねおくじょうこした大いちょう
前橋永明小3年 吉原 沙弥
ハロウィンのよるはきっとねおばけのゆめ
前橋永明小3年 三森 愛夏
木のかげがイチゴのようになっていた
前橋大胡小3年 金子しんげん
てんとうむし手をのばしたらのぼったよ
前橋永明小3年 せまもなみ
秋の雨ぼくのやさいがうれしそう
前橋粕川小3年 まつむらなおき
妹のなみだ太ようてらしてる
前橋駒形小3年 小林 真子
くもたちがまるいせんべいかじってる
前橋駒形小3年 平井芽衣那
すずめがね朝のメザマシかけてくる
高崎城山小3年 福島  颯
ブランコの風にゆられて夕日でる
渋川古巻小3年 中沢 壮吾
だっこくの音が一日なりひびく
渋川古巻小3年 中沢 壮吾
秋のちょう秋と思えるすがただよ
みなかみ水上小3年 久保 華那
リンゴがね太陽と同じ明るさだ
前橋大胡東小4年 磯  琉斗
秋の風みんなでいっしょに感じてる
高崎片岡小4年 川島  啓
あきのみちいろんなあきがまじってる
高崎片岡小4年 石岡 瑚都
秋風につられて遊ぶおにごっこ
伊勢崎赤堀東小4年 坂本 弘大
帰り道すずめが秋をついばんだ
伊勢崎赤堀東小4年 中嶋 朋香
たいふうでたおれたひまわり実をつけた
赤城養護小児医療分校4年 富沢 健人