林桂選

2011年11月10日上毛新聞掲載


楽しんで最後に残る波の音
前橋荒牧小5年 小林 竜成
【評】海水浴でしょうか。一日遊んで、帰る間際のどこかもの寂しい思いを「最後に残る波の音」で表現。巧みです。
弟は家のテレビのばんにんだ
前橋山王小5年 渡辺  葵
【評】いつもテレビを見ている弟さんは、テレビの番人のようだというのです。見立てがおもしろく、ユーモラス。
おにいちゃん失敗したもの食べていた
前橋大胡小5年 和佐田実桜
【評】自分で作ったのか、家族が作ったのかで、食べる意味が違います。責任をとったのか、食いしん坊なのか。
しょうこひんつなひきがんばり手がまっ赤
伊勢崎北二小5年 関根  結
【評】まっ赤な手は、綱引きを頑張った証拠品。自分の手なのに、「しょうこひん」という発想がおもしろい。
ズッキーニ葉っぱの大きさ実がまける
前橋山王小6年 浅岡 舞花
【評】実に対して、思いのほか大きな葉っぱのズッキーニ。それを見た時の素直な感想が「実がまける」なのでしょう。
紅葉だいろんな色の赤城山
前橋滝窪小金丸分校6年 五十嵐莉子
【評】紅葉に染まった赤城山。でも紅葉の色はそれぞれに違います。「いろんな色の赤城山」は観察からの言葉。
ひがんばな地面で花火打ち上げる
前橋月田小6年 下平そよか
【評】彼岸花の花の咲き方は、花火の火花のようです。だから「地面で花火打ち上げる」ように見えるのです。
風でる日夕日のころに風がまう
前橋大胡小5年 田口 七星
ブランコの水たまりにね顔うつる
前橋大胡小5年 秋田  叶
うしろからみんなの足おといっとうしょう
前橋山王小5年 下田なずな
曇りだと勝った気しない運動会
前橋山王小5年 栗原 正明
歴史たくさん桃井のシンボル一本松
前橋桃井小5年 篠原 琴弥
ばあちゃんとススキをとりにやまへいく
高崎片岡小5年 渡辺 成紀
水田の緑が光る道あるく
高崎佐野小5年 西村  尚
名前なしの算数プリント秋来たる
伊勢崎赤堀小5年 相場  萌
算数の偶数奇数秋の雨
伊勢崎赤堀小5年 八木 郁海
コスモスが太陽ほしいと背のばす
前橋市下川淵小6年 水出 優歩
夏の夜光って消える花畑
高崎片岡小6年 宮部  黎
運動会リレーでつくった秋風を
榛東南小6年 滝川  凛
運動会雲の下にはピラミッド
榛東南小6年 中野 凱稀
幅跳びで負けてぼくの夏終わる
渋川金島中1年 石田 政尊
コスモスが咲き明るくなる家の庭
渋川金島中1年 飯塚 亮太
授業中まだ夏休み愛おしい
長野原東中2年 小林 茉央
虫の声響いて終わる部活かな
渋川赤城北中2年 兵藤  愛
芒の穂月に照らされきどってる
渋川赤城北中3年 須田 帆南