鈴木伸一選

2011年12月15日上毛新聞掲載


冬休み心においた鈴が鳴る
前橋勝山小5年 柳沢 優名
【評】クリスマスを描いたのかもしれません。でも、自分が何かに感動したことを、鈴の音で表現したとも読めますね。
とけいがねちくたく冬をこさせるよ
前橋大胡小5年 高柳 玲衣
【評】休むことなく時を刻む時計。ちょっとせわしないその音が、何だか冬を招き寄せているように感じられたのです。
秋のくもいそいで流れ冬せまる
前橋下川淵小6年 近藤 白竜
【評】「いそいで流れ」に、冬が近づいているという感じがよく出ています。自然の様子を、しっかりと観察しました。
ゴール後に見上げた空は真っ青だ
前橋細井小6年 吉沢 優人
【評】持久走大会の様子でしょう。順位はともあれ、力を出しきって走り終えれば、気分も晴れ晴れとしているのです。
帰り道登り坂から冬の風
前橋大胡小6年 町田 菜摘
【評】帰り道に登り坂があるのです。そこから寒い冬の風が吹き下ろしてくるというところに、とても実感があります。
風邪をひきぼんやりにじむ冬景色
渋川赤城北中1年 石田ほのか
【評】実際に発熱したりすると、確かにこんな感じになります。そうでなく、気分的なものと受け取ってもいいですが。
夕日はねかげをあやつるマジシャンだ
前橋荒牧小5年 宮崎 晃汰
ミカン食べおばあちゃんの顔うかぶ
前橋荒牧小5年 野内 創太
さむい冬通学路にもやってきた
前橋勝山小5年 福島 菜摘
冬ってね空気がとってもおいしいよ
前橋天神小5年 新免 真帆
きつつきがぼくの逆上がり応えんしてる
前橋嶺小5年 須田 匡博
雨の日は雨が校庭ひとりじめ
前橋大胡小5年 佐藤 優衣
走る音みんなちがって合唱だ
前橋大胡小5年 山口 友江
持久走ゴールと共に風がやむ
前橋大胡小6年 宮  崇允
くりの実が食べていいよと口開ける
前橋粕川小6年 神山 りお
山眠るどこからか響く機械音
渋川赤城北中1年 吉川  梢
テスト中ズオウズオウと風が鳴く
東吾妻太田中1年 寺嶋 純伶(すみれ)
手袋し見る太陽は元気なし
太田木崎中3年 荒井 友太
夕暮れの景色がだんだん冬になる
太田木崎中3年 川口 真緒
霧かかり先の見えない不安かな
東吾妻太田中3年 井村 佳歩