佐藤清美選

2012年2月16日上毛新聞掲載


あきのかげきょうしつのてんじょうにうつってる
前橋大胡小1年 くりばらまき
【評】秋の日、長くのびたかげは木のかげでしょうか。教室の天井にうつっているのは、とてもふしぎな気持ちがします。
バスていであしでザクザクしもばしら
長野原一小1年 野口明日香
【評】バス停でバスを待っているあいだ、霜柱をふんでいます。あしでザクザクとは楽しい音です。
北風があばれて犬がちぢんでる
前橋大胡小2年 黛 柚花
【評】北風があばれ、犬は寒くてこわくて小さくなっています。ちぢんでると、犬のようすを上手にとらえました。
さむいあさどんどんめざましとおくなる
前橋山王小2年 こばやしみゆう
【評】寒い冬はどんどんふとんの中にもぐってゆき、時計との距離が遠くなり、めざましを止めるのに苦労します。
夕やけの電車が光るおつかれさま
前橋月田小3年 松島 あみ
【評】一日のおわりの夕やけ、電車に乗っている人にも、人を運んだ電車自体にも、おつかれさまを言いたいのです。
リコーダー校歌がふけた園歌もね
前橋桃瀬小3年 お田 夏光
【評】リコーダーで校歌が吹けるようになり、卒業した園の園歌も吹けました。うれしい気持ちが伝わってきます。
秋空につり糸たれてむじゅう力
高崎城山小3年 まつ本京一
【評】秋空に釣り糸をたれたら、天と地が逆さまになり、体のうきあがる思いがします。むじゅう力とはうまい表現です。
水たまりわたしが2人遊んでる
前橋大胡東小4年 矢野 利奈
【評】水たまりをのぞきこんでいるのは自分。水たまりに映っているのも自分。自分が二人いるようです。
あかぎやまあかいくつしたはいてるね
おおどり保育園 やまかわたくみ
そらみたらかぜがすごくてくもがない
前橋大室小1年 たかしままなか
かえりみちかわにそらがねうつってた
前橋桂萱小1年 たべいのえ
おつきさまわたしのあとについてくる
高崎新高尾小1年 ふかさわみさき
ザクロのみありがきたからレストラン
高崎新町二小1年 黒沢 楓花
おとうととなかよくねるとあたたかい
高崎馬庭小1年 荒 結菜
せのびしてかきをとったよおいしいな
太田宝泉東小1年 はせがわまりも
ちゃんちゃんこいつもふかふかきもちいいな
水上小1年 高橋 彩乃
まちたんけんおもしろかったねまちのなか
前橋総社小2年 まつ木おんせい
帰り道おちばひろっていもうとに
前橋新田小2年 小谷あおい
あきのそら広びろしているそらのうえ
高崎片岡小2年 こうのか歩
さむいあさパッチリさめないゆめのなか
前橋永明小3年 とりいはるな
白いいきわたしも今日からじょう気せん
前橋永明小3年 吉原 沙弥
ひんやりと風やら鳥やらないてるよ
前橋桂萱小3年 広川桂一郎
ゆきのなかわたしときみがはしってる
前橋粕川小3年 たけまさあや明
チラシをね見てると気分はクリスマス
前橋駒形小3年 赤沢 杏奈
妹がぼくにいっぱいごあいさつ
前橋駒形小3年 池内りゅうのすけ
お月さま明かりがともるきれいだね
高崎中川小3年 吉田ほのか
サクラの木冬のあいだは小さなめ
伊勢崎赤堀東小3年 石川あいり
もみじの葉きんぎょみたいにおよいでる
太田世良田小3年 正田 莉央
登校はんさむくてねこは休みだよ
渋川古巻小3年 さいとう可菜
お母さんにつめたくなった足つける
渋川古巻小3年 中沢 壮吾
ゆきのやねきれいにならぶつららの子
前橋朝倉小4年 戸沢 怜
木がらしもギュッとがまんの干し大根
前橋大胡小4年 黛 杏香
夕焼けにてらされ帰る妹と
前橋大胡東小4年 星野翔太郎
自てん車で北風こえてどこへいく
前橋二之宮小4年 細井 明空
水たまり水の中にはもう氷
伊勢崎赤堀東小4年 大豆生田あおい
南牧はまどからこうよううつくしい
南牧小4年 青木 椋央