佐藤清美選

2012年2月2日上毛新聞掲載


雪だより深呼吸して読んでみる
若葉の部前橋山王小5年 栗原 正明
【評】「雪は天から送られた手紙である」とは中谷宇吉郎の言葉。雪の手紙を、深呼吸で受けとめているかのようです。
あきおわりふゆものさがすにちようび
高崎片岡小5年 平林 汰問
【評】秋の終わりは、洋服の秋物と冬物の入れ替えをします。あの服はどこにしまったかと、いそがしい日曜日です。
さつまいも二年にもらって料理する
中之条名久田小5年 福島 里佳
【評】小学校の収穫祭。2年生からさつまいもをもらって、5年生は調理。みんなで役割分担して、楽しい収穫祭です。
水澄んだ小川の流れに秋の空
上野村上野小5年 三好 雪花
【評】秋になると小川の水も澄み、流れてゆく川面に秋の空が映ります。秋のすがすがしさが感じられます。
店先にみかん箱積む師走かな
東吾妻太田中2年 代田 魁都
【評】冬はみかんの季節。お正月にはみんなたくさん食べるので、みかんは店先に箱で積み上げられます。師走の光景。
この道で通うも息が白いうち
太田木崎中3年 吉田麻里子
【評】吉田さんは3年生。吐く息の白いこの冬が終われば、卒業です。さびしさを感じながら、毎日通っているのですね。
色ぬりをしたらなんだか秋の色
前橋大胡小5年 うさ川ゆうみ
げんかんでオオカマキリがるす守る
前橋大胡小5年 酒井 仁成
夏田植あせかき働くお父さん
前橋大胡小5年 関口 快成
赤城山こがらしふいて身もひえる
前橋天神小5年 米山 直輝
冬の空ながめてとうこういい気持ち
みなかみ水上小5年 藤本 新奈
歯がぬけた今までお仕事ありがとう
前橋山王小6年 小林 裕生
朝おきて初霜光る地面かな
高崎国府小6年 石田紀莉吏
木枯らしの少しさみしい風の音
高崎国府小6年 山本 真帆
通学路サザンカ咲いた赤と白
伊勢崎赤堀東小6年 松原 奈々
秋過ぎて山が冬だとしらせてる
長野原一小6年 斉藤 郁恵
枯れ葉散り寂しき日々の続きけり
吉岡中2年 木村  勅
教室の辞書も寒さをまといけり
渋川赤城北中3年 岩崎 貴之
灯を灯し笑顔集まる神社かな
渋川赤城北中3年 角田 理沙
ザクザクと足元からも冬来たる
渋川小野上中3年 杉山 大樹
オリオンを理科で学んで空で見て
下仁田中3年 東間 礼華
こがらしに吹かれ消えゆく時間かな
長野原東中3年 森  湧也
毛糸編む祖母のやさしさ温かく
長野原東中3年 山口 愛華(まなか)