佐藤清美選

2012年6月7日上毛新聞掲載


さくらさんいっぱいさいてつかれてる
前橋大胡小2年 ごいなつき
【評】「花疲(はなづか)れ」という季語は人が花見に行って疲れることですが、この句は桜が疲れている句。さくらの気持ちです。
学校の二かいはさくらがよく見える
前橋山王小2年 山口ひかる
【評】二年生になって、教室が二かいになりました。さくらがよく見える教室は、うれしいですね。
村上のりゅう神様と足湯かな
前橋桃瀬小3年 鈴木 姫香
【評】新潟県村上市の龍神様。足湯が心地よくて、龍神様といっしょに足湯につかっている気分になります。
春が来て鳥をまってるすばこかな
赤城養護小児医療分校3年 安藤 百香
【評】鳥が来てくれるのを待っているすばこ。鳥が来て子育てをしてくれるのを、人もわくわくと待っています。
どうろにねさくらがきてわたってく
前橋大胡小4年 田中あやな
【評】風で飛ばされてきた桜の花びらたち。道路をわたってゆくすがたは、登校班の子どもたちのようです。
雨の日にかえるがおかえりおでむかえ
前橋山王小4年 高橋ことみ
【評】げんかんでカエルがお帰りと待っていてくれたら、とてもうれしいです。雨の日も楽しくなります。
川の中うつって泳ぐこいのぼり
群馬大附属小4年 小林 征楽
【評】空高く泳ぐこいのぼりも気持ちの良いものですが、川面に映るこいのぼりは川を泳いでいるかのようですね。
さくらさんかぜがふいてもきれいだね
明星幼稚園年中 あさかわみさき
あししびれだれのあしだかわからない
前橋大胡東小1年 いいづかなほ
さくらさきいちねんせいうれしいな
前橋勝山小1年 ひらいあんな
たんぽぽのわたげふわふわやわらかい
前橋山王小2年 ありまよしと
ともだちとつくしみつけたかえりみち
前橋山王小2年 にし田 明
まどあけてたのしいまいにちはじまるよ
前橋永明小3年 とくいりょうか
大けやき一ばん長いきしてるんだ
前橋大胡小3年 くどうつむぎ
うそはやだもうやりませんすみません
前橋大胡東小3年 佐孝 碧海
今日がある明日もあるがきょうがよい
前橋大胡東小3年 すがあおい
かぜさんは町のどこから来るのかな
前橋駒形小3年 よしざわはやと
土筆んぼ太陽と毎日話してる
前橋大胡小4年 じつ川さあや
春の月星にかこまれ光ってる
前橋桂萱小4年 後藤 颯太
ももいろのさくらにかこまれしゅっぱつだ
前橋桂萱小4年 篠原 さよ
ランドセルドキドキの気持ち入ってる
前橋桂萱小4年 星野  葵
春の風今日もやさしい風がふく
前橋粕川小4年 たけまさあやめ
春の夜ふとんが一まいへっている
前橋下川淵小4年 斎藤 快太
登校班タンポポみたいな一年生
前橋下川淵小4年 中林 愛佳
さくらがね町をいっぱいつつんでる
前橋下川淵小4年 根岸 優衣
お兄ちゃんと二人のマラソン春休み
渋川古巻小4年 斉藤 可菜