佐藤清美選

2012年8月2日上毛新聞掲載


みかんの木みかんみかんまちどおしい
前橋大胡小5年 小田原真央
【評】どれほどミカンが好きなのでしょう。「みかんみかん」とくりかえされると、私も待ち遠しくなります。
はん全員大仏みあげ笑ってた
前橋大胡小6年 栗原 栞里
【評】修学旅行の班行動。鎌倉の大仏を見上げ、その大きさに班全員が笑顔になります。写真で撮ったような光景です。
強風で空のカラスがよろめいた
前橋月田小6年 石橋 陽香
【評】大きな翼のカラスも強風には勝てず、うまく飛べません。「カラスがよろめいた」とうまくとらえています。
レシートで旅の足あとたどりけり
前橋下川淵小6年 新井麻由季
【評】レシートには商品名の他に、店名や時間などが表記されています。レシートを見れば、楽しい旅が思い出せます。
母親と背くらべした子供の日
渋川小野上中2年 小野 裕亮
【評】5月5日のこどもの日。小野君はお母さんの背を越えたのでしょうか。子の成長に、お母さんもうれしかったはず。
しりとりで坂道登った青い空
東吾妻太田中2年 小池 佳菜
【評】林間学校でしょうか。きつい坂道、みんなでしりとりをして、なんとか上へ上へ。青い空のすがすがしいこと。
思い出がたんすにつまった更衣
高崎中尾中3年 須藤 結衣
【評】更衣(ころもがえ)は夏の季語。長袖を着ていた時のたくさんの思い出とともに、一枚一枚たんすにしまってゆきます。
朝ごはんかつおぶし達はおどってた
前橋大胡東5年 寺師 愛莉
ウグイスと口笛ふいて会話中
前橋嶺小5年 木村 若菜
今年もねかえる楽団やってきた
中之条小5年 佐藤 奏生
新緑に心うきうきおばあちゃん
中之条小5年 山口 太一
通り雨道路標識すべて無視
前橋山王小6年 栗原 正明
お母さん日食見たくて外に出る
前橋山王小6年 竹渕 優太
スカイツリーバスのまどからはみ出てる
前橋下川淵小6年 中林 滉貴
六年生プールそうじがたのしみだ
前橋広瀬小6年 清水龍宇志
初夏の風ほおにあたってしんこきゅう
高崎金古小6年 長部 実優
ひややっこきみの季節が始まったよ
伊勢崎北二小6年 内山  遥
自分でね感じる風を受けている
安中坂本小6年 佐藤 佳歩
木々の風夏の香りをさそい出す
安中坂本小6年 井上 奈美
下級生春の旅行はうらやましい
南牧小6年 磯貝 夏那
雨の日はカエルピョコピョコあぶないな
片品武尊根小6年 桑原 佳那
かたつむりゆっくりじみちに進んでく
水上小6年 鈴木るうか
若葉からこもれ日がさす赤城山
渋川小野上中1年 斎藤 渓太
夏近し水とうの水たりるかな
下仁田中1年 神林  晶
かえるたち川といっしょに歌ってる
東吾妻太田中1年 田村 瑛登
雨にぬれあじさい畑光ってる
渋川中2年 小林  希
日食を見上げると皆口が開く
渋川小野上中2年 平形 里奈
風薫るどこかで流れる川の音
みどり大間々東中2年 丸橋 彩菜
花水木母の笑顔と重なって
高崎中尾中3年 熊井 美和
おいでやす聞くたび和む初夏の古都
安中松井田東中3年 小板橋美里