佐藤清美選

2012年8月30日上毛新聞掲載


梅雨曇分担表が曲がってる
伊勢崎赤堀小5年 大沢 永実
【評】梅雨どきの曇り空の日。こんな日こそ、真っすぐにはられていない分担表に、気が付いてしまうものです。
こしいたい祖父がとどけるさくらんぼ
前橋大胡東小6年 安藤 大朗
【評】おじいさんが育てたサクランボでしょうか。腰が痛くても、孫の喜ぶ顔が見たくて、届けに来てくれるのです。
返された学力テスト青嵐
伊勢崎赤堀小6年 小林 千穂
【評】青嵐はさわやかな大風のことですが、「返された学力テスト」と組み合わさると、家で待っている嵐を予感させます。
雨ふった夜に聞こえる川の音
南牧小6年 工藤廉一郎
【評】普段は川の音は気にならないのでしょう。雨降りのときには増水し、夜静かになると川の近さに気付きます。
患者さん五月雨見つめ笑ってた
高崎高南中2年 大河原さつき
【評】病院で見た光景でしょうか。患者さんの単調な毎日の中で、五月雨を見て少しは心が潤ったのかもしれませんね。
ホイッスル夏を知らせる合図かな
渋川赤城北中3年 石田 優哉
【評】各種の大会が行われる夏。聞こえてくるホイッスルも、夏を知らせる、気持ちを高ぶらせる音のようです。
初プールきらきら光る水の空
前橋大胡小5年 大竹 叶花
夏になるしかしこたつがしまえない
高崎箕輪小5年 竹内 悠貴
先生におこられちゃった夏の朝
伊勢崎赤堀小5年 佐藤  迅
おたまじゃくしちょろちょろ動いてすばしっこい
渋川南雲小5年 原田 真衣
あじさいの花が家をねつつんでる
前橋大胡小6年 栗原 栞里
登校中夏のにおいにしんこきゅう
前橋大胡小6年 関口 快成
トカゲ達天気がいいと日光浴
前橋月田小6年 猪股 風雅
チョコレート一つなくなる春の雨
伊勢崎赤堀小6年 八木 郁海
帰り道かさ一本分おもくなる
伊勢崎赤堀東小6年 斎藤  巽
雨の日にあじさいりんと光ってた
伊勢崎赤堀東小6年 新山ゆうわ
春の朝起きたらまずは深呼吸
南牧小6年 磯貝 夏那
小鳥よりカエルが主役朝の歌
渋川赤城北中1年 都丸 賢人
なつかしいプールの音がひびいてる
下仁田中1年 村木ひかる
登下校ジャングル道にあじさいが
前橋五中2年 福田 智佳
黒板がうすく汚れた五時間目
東吾妻太田中2年 橋爪 海人
五月雨や朱塗りの大社色深く
高崎中尾中3年 竹渕 優衣
鹿の子たちこちらをみてはすまし顔
高崎中尾中3年 林  繭子
潮干狩り家族で探す二枚貝
吉岡中3年 小林 侃暉