佐藤清美選

2012年9月13日上毛新聞掲載


なつがくるにおいでぼくはわかっちゃう
前橋山王小1年 てしまあさひ
【評】なつがだいすきなひとには、わかってしまうものなのでしょう。なつがくるにおいとは、どんなにおいでしょう。
たいやとびぴょんぴょんとんでこころもはねる
前橋山王小1年 はまのはるか
【評】タイヤとびは、うめられたタイヤを馬とびのようにとびます。「こころもはねる」という言葉で楽しくなります。
6月はいろんないろのかさのいろ
前橋大胡小2年 ほりうちかりん
【評】6月は長く雨の続く月。「いろんないろのかさのいろ」と、色に注目。雨の中、かさの色があざやかです。
けんばんはぷうぷうしてておもしろい
前橋月田小2年 こしむらやえこ
【評】ぷうぷうする鍵盤なら、オルガンでしょうか。指でおしたときの感じを、「ぷうぷう」と表現。面白い表現です。
池の中かえるとびこむ場所なのか
前橋永明小3年 高橋 蓮慈
【評】芭蕉の「古池や蛙(かわず)飛びこむ水の音」の句からでしょう。本当に蛙が飛びこむ場所なのか疑問に思うことは大事です。
田うえしたそこからとれる朝ごはん
前橋山王小3年 井原 和輝
【評】いつも食べている朝ごはん。田植えをして、稲が育ってくれて、ごはんが食べられるありがたさを思います。
たうえすみおばあちゃんちでおさなぼり
前橋山王小3年 勝田 結衣
【評】さなぼりとは早苗饗(さなぶり)。田植えの後、田の神を送る祭りです。「田植え」と季重なりですが、楽しさが伝わってきます。
さくらんぼこっそり食べてまた食べた
高崎城山小3年 江端 流佳
【評】サクランボはおいしいです。がまんできなくてこっそり食べ、やっぱりまた食べてしまう気持ち、わかります。
父の日のかいもの見ないでお父さん
前橋駒形小4年 岩野 由依
【評】父の日の当日に喜んでもらおうと思って、さりげなく買い物。でもお父さんも娘が気になるのですね。
かえるさんないたらあめだよなかないで
明星幼稚園年中 浅川弥紗葵
さくらのきたいふうのひはきみわるい
前橋大室小1年 にしはらちはる
あさがおさんしちゅうをたててげんきだす
高崎片岡小1年 やなぎさわかなた
カエルがねおふろのまどにくっついた
高崎馬庭小1年 渡辺 知輝
うめのきにどんどんふえるあおいうめ
伊勢崎赤堀東小1年 つくいひびき
大けやき太い木ほそい木あったんだ
前橋大胡小2年 小ぐれけん太
ゆうやけが7時になってもかえらない
前橋山王小2年 おかもとまお
えのなかでともだちにっこりわらってる
伊勢崎境采女小2年 池田 琴歌
水たまりよろこぶぼくとお兄ちゃん
伊勢崎境采女小2年 せき口 岬
さんかんびてをあげられてうれしいな
伊勢崎名和小2年 こぐれるい
七月だ海にザブーンととびこんだ
前橋大胡東小3年 いそかん菜
雨がやみ青空いっぱい南風
前橋駒形小3年 もろいりゅうき
おかあさんつゆのはれまにえがおだよ
高崎城山小3年 小西 智也
雨がふりけさのあじさい赤がこい
伊勢崎赤堀東小3年 高柳 聖奈
たんざくにみんなのねがいいっぱいだ
伊勢崎宮郷二小3年 もりたあやか
うえかえしぐんぐんそだつほうせんか
安中臼井小3年 さとう海羽
あお虫のさなぎ三びきならんでる
長野原一小3年 市村さくら
クワガタがおぜおおはしにでてきたよ
片品小3年 吉野 太陽
れいとうこアイスの場所がからっぽだ
前橋駒形小4年 川野ほのか
あじさいの中にみつけたぼくの色
前橋下川淵小4年 板橋 遼平
麦畑急いで田んぼに変身だ
前橋桃瀬小4年 織田 夏光
羽ひろげツバメの引っこし空のかなた
前橋桃瀬小4年 鈴木 姫香
やぎぶしをきくと体がリズムとる
前橋桃瀬小4年 槙田 雪乃
ねじ花は虫達登れるらせん階だん
前橋桃瀬小4年 松本 美羽
なつのよるつきのひかりであかるいな
伊勢崎北二小4年 斎藤 玲奈
どくだみが庭いっぱいのるすの家
渋川古巻小4年 斎藤 可菜
七夕よささがゆれるよ夜の風
吉岡明治小4年 緒方 奏音
夏の月かけらをとりにいきたいな
水上小4年 田村  萌