佐藤清美選

2012年9月27日上毛新聞掲載


夏がおんぶしてくる帰り道
群馬大附属小5年 品川 瑞華
【評】「夏が」と短い言葉で、背中の暑さをよく伝えています。おんぶしてくる夏、とても暑い帰り道です。
山のぼりそのまた上にくものわた
中之条小5年 飯塚 大樹
【評】頂上を見上げながら山を登って行くと、そのまた上に雲の綿。山も雲も高いなあと思ったことでしょう。
クーラーが神様みたいに見えてくる
前橋白川小6年 米山 大雅
【評】暑い外から、クーラーのきいた室内に入ると、生き返る思いがします。クーラーが神様のように見えてきます。
カブトムシ光に向かって飛んでいる
下仁田中1年 神戸 泰一
【評】光に向かって飛んでいるカブトムシ。作者の気持ちも、カブトムシに託されているかのようです。
晴れた日は飛びこみたいよ夏の空
東吾妻太田中1年 曽我 朱音
【評】暑くても、よく晴れた夏空。プールに飛びこむように、空に飛びこめたら、とても気持ちがいいでしょう。
日傘さし母のまねする妹よ
高崎中尾中3年 秋山 栞菜
【評】日傘をさしてお母さんのまね。ちょっと大人になった感じがするのでしょうか。おしゃまな妹さんです。
麦畑風と陽浴びて泳ぎけり
高崎中尾中3年 竹渕 優衣
【評】麦が揺れている姿を、「泳ぎけり」と表現しました。風と太陽を浴びて豊かに実った麦、心も豊かになる光景です。
田植えしていね一本がたおれてる
前橋永明小5年 関根 尚之
ラムネのみ心がたんさんみたいだよ
水上小5年 伊尾木沙都
いつまでも見ていたくなる雲がある
前橋大胡小6年 酒井 仁成
あせもたちギプスの中で大騒ぎ
前橋大胡東小6年 安藤 大朗
暑くてはだれも遊ばずひとりぼっち
前橋白川小6年 黒岩  純
ジャガイモがなべの中で怒ってる
前橋月田小6年 松村 和起
トロンボーン風と話す私だけの夏
前橋桃川小6年 斉藤 優維
湖に笑顔でうつる五人の顔
片品武尊根小6年 星野美紗子
川向こう入道雲がわき上がる
渋川中1年 吉田 大騎
空高くボールがひとつすいこまれ
渋川赤城北中1年 久保田あさ美
雲走る青くて広い夏の空
下仁田中1年 新井慎太郎
夏祭り光る笑顔とりんごあめ
上野中2年 今井 夏帆
滝の音清水寺に響いてる
前橋宮城中3年 大沢 里歩
清水の舞台でかんじる初夏の風
前橋宮城中3年 白石 涼馬
種多いやっかいでも西瓜好き
共愛学園中3年 赤岩茉里耶
授業中窓からのぞく雲の峰
高崎中尾中3年 河原 佑弥
去年とは気持ちがちがう夏休み
東吾妻太田中3年 松本  航