佐藤清美選

2012年10月11日上毛新聞掲載


ゆうぐれがぼくらをまっていてくれた
中之条小5年 小渕 大地
【評】みんなで遊んだ後に夕日が見られたら、とてもうれしいです。待っていてくれた夕暮れ、みんな夕日にそまります。
たんぼにねみずがはいるとなつなんだ
玉村南小5年 須藤 太一
【評】近所に田んぼがあると、田んぼから季節を感じ取れます。田んぼに水が入れば、もうすぐ田植え。夏の季節です。
風鈴の音を聞くたび風を見る
伊勢崎赤堀東小6年 茂木  翔
【評】涼やかな風鈴の音。風が通るたびに風鈴が鳴りますから、思わず風の姿を見つけようとしてしまいます。
お出かけに準備がかかる夏祭り
伊勢崎北二小6年 昼間千都可
【評】ゆかたを着つけてもらっているのでしょうか。夏祭りのためにおしゃれをするのも、お祭りの楽しみの一つです。
初勝利ラケットごしの若葉かな
渋川小野上中1年 佐藤このみ
【評】勝った瞬間に見えた、ラケット越しの若葉。初勝利の喜びと、若葉のさわやかさがよく合っています。
小学生水着で道路をかけている
渋川小野上中2年 中沢亜梨紗
【評】水着で道路をかけていけるのも、小学生ならでは。ちょっとうらやましい思いで、小学生を見ていたのでしょう。
夏の雲琵琶湖の水面おおわれる
吉岡中2年 小林 侃暉
【評】実際には夏の雲が琵琶湖の水面に映っているのですが、琵琶湖の水面自体が雲におおわれると読め、面白いです。
自転車道新緑の中で深こきゅう
前橋下川淵小5年 志塚 惇希
田植えでね足がだいこんぬけないよ
前橋下川淵小5年 松本 瑞生
きれかかる蛍光灯が語る夏
群馬大附属小5年 品川 瑞華
夕立が来たからいそいですいかわり
伊勢崎赤堀小5年 倉沢  碧
雨がふりビニールハウスが音たてた
片品武尊根小5年 星野  葵
夏の朝くつひもしめて出かけよう
玉村南小5年 長谷川 開
如来像天見し目には若葉風
前橋山王小6年 栗原 正明
消えそうなロウソク育てる公園花火
前橋桃川小6年 斉藤 優維
雨あがり心もすっきりにじがでた
高崎多胡小6年 町田穂野香
手を挙げてがんばりましたが芽が出ない
伊勢崎赤堀小6年 田口 徳美
辛口のカレーがうまい熱帯夜
伊勢崎赤堀小6年 浜口 勇人
七夕に願いはみんなちがうんだ
伊勢崎北二小6年 森 慶太郎
鎌倉をめぐっていると花ばかり
伊勢崎宮郷小6年 吉沢 柚衣
かき氷かむより早くとけちゃうよ
藤岡美土里小6年 設楽 恭介
はしゃいでるつめたい水にうちの犬
南牧小6年 磯貝 夏那
先輩が引退していく夏休み
高崎中尾中1年 斉田 芽依
花火見た私の心も火がともる
高崎中尾中1年 松田 響加
三日月が夜空に静かにかがやくよ
渋川中1年 佐藤 穂葉
日が暮れて影はのびゆく帰り道
下仁田中1年 長岡 柚希
みていると切ない気持ち天の川
太田藪塚本町中3年 竹内今日子