佐藤清美選

2013年1月10日上毛新聞掲載


雨がふる悲しい事も流される
館林一小5年 中村 萌恵
【評】雨が降ると悲しい気持ちになりがちですが、でも雨と一緒に悲しい事も流されると思えば、雨降りもうれしいです。
秋の日でぼくたちの身は輝くよ
玉村南小5年 白井 良太
【評】外で秋の日を浴びて、みんなが元気いっぱい活動している姿が目に浮かびます。みんながまぶしく輝いています。
街路樹の紅葉の奥雪あさま
前橋下川淵小6年 中林 滉貴
【評】紅葉している街路樹。その奥の方には、雪の浅間山が見えます。街と山間の気温差。いよいよ冬がやってきます。
秋風と宮沢賢治の本を読む
伊勢崎境采女小6年 遠藤 美雪
【評】「どんぐりと山猫」や「注文の多い料理店」など、宮沢賢治には秋風と一緒に読みたくなる作品がたくさんあります。
からっかぜ僕の頭に当たります
長野原東中1年 冨沢 徹朗
【評】空っ風で、相当頭が寒かったのでしょう。「頭に当たります」という表現で、風がガンと当たる音も聞こえそうです。
授業中あくびをかくすマスクかな
渋川赤城北中3年 茂木 美里
【評】マスクは菌を飛ばさないため、周りの菌をもらわないために使用しますが、「かくす」という役割もありますね。
パパめがねおなべたべたらしろめがね
前橋朝倉小5年 戸沢  怜
もみじがりさるもいっしょにながめてる
前橋大胡小5年 奥泉 桃果
稲のたば運ぶとチクチクほがささる
前橋大胡小5年 山口 南緒
夕焼けをまあるく切り抜くカーブミラー
群馬大附属小5年 品川 瑞華
秋の田で祖母のトラクター影長く
高崎岩鼻小5年 天田はるか
秋の日の名札がかり仕事なし
伊勢崎赤堀小5年 井田 竜輔
妹が泣きながら九九をおぼえてる
伊勢崎赤堀東小5年 さいとう雄大
初雪で私の心もまっ白だ
水上小5年 伊尾木沙都
やきいもをたべるとげんきがでるんだよ
玉村南小5年 荻原 航平
ホッカイロ忘れ物兼探し物
前橋山王小6年 栗原 正明
からっかぜ空気をかんそうからからと
前橋白川小6年 八木沢梨奈
6年生修学旅行ではしゃぐ秋
高崎馬庭小6年 田島 歩夢
かけぶとん一枚増やした月曜日
伊勢崎赤堀東小6年 須賀菜々美
秋の空ひびくおうえん聞こえるよ
榛東南小6年 末益  空
妙義山朝日に照らされそそり立つ
下仁田中1年 清水明日香
冷たい風立ち向かう朝の道
下仁田中1年 貫井 綾乃
軒下へ引っ越しした柿の実や
渋川赤城北中2年 上村 夏希
オリオンよ急かすな冬はすぐに来る
渋川赤城南中2年 金子  曜
お皿には小さな蜜柑が身をよせる
渋川赤城南中2年 原田 結香
秋の虫夜に響きし清き声
みどり大間々東中2年 野口 昌洋
風の中前に進めぬ鳥がいる
長野原東中3年 関  真優