佐藤清美選

2013年3月14日上毛新聞掲載


お正月昔遊びも妹と
前橋広瀬小5年 高橋 真弥
【評】羽つきたこ揚げかるた取り。お正月の昔遊びも、妹さんと一緒に楽しみます。普段の二人の仲の良さも伝わります。
真っ白なえんぴつながめ冬終わる
伊勢崎赤堀小5年 藤生万里愛
【評】軸が真っ白な鉛筆だったのでしょう。白は冬を想像させる色。冬を思いながら、いつの間にか冬も終わります。
ぼくが見る雪の校舎は最後かな
前橋大胡東小6年 安藤 大朗
【評】6年生は、学校でのできごとがひとつひとつ思い出に残ります。雪の校舎も、まぶたに残る景色となります。
隙間風寝こむ弟に声かける
伊勢崎赤堀南小6年 神山 佑斗
【評】「寒くないか」と声をかけたのでしょうか。隙間風の入る、風の強い冬の日。寝込んでいる弟を心配する兄。
楽しいな雪が降るかと待つ日々は
高崎中尾中1年 田中 真衣
【評】雪が降った日は楽しいものですが、雪の日にすることを想像して、その日を待つ日々も、楽しいのに違いありません。
福来たる今年も一つ鬼を出す
渋川中1年 小渕 かな
【評】毎年巡ってくる節分。一年の間に、いつの間にか作ってしまった自分の中の鬼を、追い出す日にしてもいいでしょう。
立春の風を追いこす小学生
渋川赤城北中2年 石田ほのか
【評】立春の日、風を追い越すように走っていく小学生。まだまだ寒い日も、立春と聞くと少し心も軽くなるようです。
雪の中歩くと雪が追ってくる
渋川赤城南中2年 津久井智洋
【評】楽しいことばかりではない雪の日。雪に追われて歩くのにも難儀をし、目的地に着くまでに雪まみれになります。
感しゃしてだるまをもやすどんど焼き
前橋大胡小5年 黛  杏香
大寒に凛と輝く夜の月
前橋山王小5年 南雲 優介
雪だるま遊ぶぼくらをながめてる
前橋滝窪小5年 井上 大嘉
雪がふる雪の世界に飛びこんだ
前橋滝窪小5年 並木 果蓮
お正月家族集まりせんとうへ
前橋時沢小5年 小林 瞬光
北風もつかれて少し休んでる
前橋広瀬小5年 塚本 海優
冬の月金管発表終わったよ
伊勢崎赤堀小5年 小暮  綾
初日の出良い一年になりそうだ
太田藪塚本町小5年 甲斐 絢香
とうちゃんと庭でほんきの雪がっせん
前橋大胡小6年 島崎 智輝
妹がペラペラしゃべるおもちゃみたい
前橋粕川小6年 石井 麻琴
雪遊びしてると雪も楽しそう
前橋粕川小6年 小林 俊輔
季節がね何だか春に近づいた
前橋白川小6年 佐田 朱里
中学になる準備はまず猫に報告
前橋桃川小6年 斉藤 優維
冬の風教室こもる休み時間
伊勢崎赤堀南小6年 雪吹さくら
雪が降りはいてはつもる雪をはく
南牧小6年 神戸 弥華
初詣一番最初の神だのみ
高崎中尾中1年 一ノ瀬崇一朗
太陽が心と空を晴れにする
渋川赤城北中1年 狩野 愛海
太陽と共に光る白い雪
下仁田中1年 長岡 柚希
漢文で古代に彷徨う気分かな
前橋五中2年 福田 智佳
「鬼は外」豆に倒れるお父さん
渋川中2年 青木  葵
チョコ食べて心が少し軽くなる
渋川中1年 高山 智樹
木々たちが新たな命やどしてく
渋川赤城北中2年 斉藤 遥平
豆をまきうちのねこも逃げていく
渋川小野上中2年 鈴木ひかり
如月の空の月みて登校だ
東吾妻太田中2年 剣持 真琳
妹の七草言えぬ困り顔
高崎中尾中3年 村上 慎治