鈴木伸一選

2013年4月18日上毛新聞掲載


おさんぽはきもちいいなといぬがいう
伊勢崎境采女小1年 さいとうみずき
【評】みずきさんが犬の気もちになって、はいくを書いているのがいい。うれしそうな犬のかおが目にうかぶようです。
ありのすははるになるとねいそがしい
中之条名久田小1年 小いけようじ
【評】あたたかくなってくると、アリたちもいそがしくうごきはじめます。こういう観察(かんさつ)が、はいくにはだいじです。
日ようび風がきいろくすなあらし
前橋大胡小2年 池つ大せい
【評】風が黄色いというとらえ方に、たいへん感心しました。すごく強い風がふいて、すなぼこりをまき上げたのです。
春やすみ友だちとカバみにいこう
伊勢崎宮郷二小2年 あらいかいと
【評】見たい動物がライオンでもゾウでもなく、カバだというのが何とも楽しい。カバって、おもしろい動物ですよね。
春風の通った後に花がさく
前橋永明小3年 石田 愛奈
【評】俳句では「花」というと桜を指しますが、ここでは、いろんな種類の、いろんな色の花と読む方が楽しいですね。
ポンポンとはじけてさくようめの花
前橋大胡小3年 黛  柚花
【評】こう言われると、なるほど梅の花はこんな感じでさくなあ、と思えてきます。とくに「はじけて」がいいですね。
新学年ドアをあけたら四年生
前橋下川淵小3年 溝口 彩香
【評】新しい教室の扉を開けたら、そのときから4年生としての生活が始まります。気持ちも新たにがんばりましょう。
体じゅう春をすいこむ散歩道
前橋下川淵小4年 中林 愛佳
【評】あたたかな春の空気をいっぱい吸って、元気よく歩いてゆきます。「体じゅう」という表現に実感があります。
糸ざくら天から下へながれてる
藤岡美土里小4年 村越ひいろ
【評】「まさをなる空よりしだれざくらかな」(富安風生)という句を思い出しました。とてもじょうずな作品です。
そつぎょうしきさびしいなでもおめでとう
前橋大室小1年 ふくしまこうき
たんぱんでももうさむくないよはるのみち
前橋山王小1年 おおしまさくら
さくらもちじぶんの名まえをたべちゃった
伊勢崎境采女小1年 たか木さくら
おそろいのぼうしあつまるつくしんぼ
渋川中郷小1年 まきのりな
ランドセルぴかぴかしてるしょいたいな
中之条名久田小1年 せきけんた
大けやき入学しきをまっている
前橋大胡小2年 おおかわらあゆ
うめのはないっぱいはるがきたんだね
前橋大胡小2年 きらくはるな
じしゅべんを7ページしてあせかいた
前橋大胡小2年 ひらいしあおい
はるがくるおおきなこえがきこえてる
前橋山王小2年 水こしあおい
ブロッコリーとりのこされて花がさく
前橋桃瀬小2年 てしままなみ
おとうとがひな人形を見ていたよ
伊勢崎赤堀東小2年 あらいゆづき
ムスカリが教えてくれた春の風
前橋山王小3年 今井 佑樹
春のかぜ一年がすぎたしょうこだね
前橋下川淵小3年 高木えいこう
さくらさん今年もさいてありがとう
前橋嶺小3年 磯田 桂汰
雪とけて校庭見えた遊べるぞ
片品小3年 須藤 乙女
春感じヘチマの種をまいてみた
群馬大附属小4年 小林 征楽
太陽も笑顔もひかる始業式
高崎国府小4年 中島 優作
鳥の声風といっしょにやってくる
高崎箕輪小4年 辺見 幸大
ピザつくる春風入れてきじのばす
太田世良田小4年 正田 莉央
友だちは春風にのりやってくる
沼田池田小4年 丸山 詩音
のき下につららいっぱいぼうグラフ
沼田升形小4年 宮沢 一生