佐藤清美選

2013年4月11日上毛新聞掲載


日がのびて太陽仕事が増えたんだ
前橋桂萱小5年 堀越 美緒
【評】太陽も太陽なりに、きっと仕事があるのでしょう。日照時間がのびてきて、太陽も日没まで忙しそうに思えます。
雪がふる上を見ると虫みたい
前橋滝窪小5年 諸田 大河
【評】白い雪も、降っているところを下から見上げると、灰色に見えます。虫が舞っているようにも思えてきます。
友だちとほほにてをあてさけぶ日々
伊勢崎赤堀東小6年 茂木 萌花
【評】お友達と、冷たい手でほほをさわりっこしているのでしょうか。寒さをさけんで遊びに変える、冬の日々です。
卒業まで姿勢を正し準備する
水上小6年 鈴木るうか
【評】卒業式が近づく時季。残り少ない毎日を惜しみ、思わず姿勢も正しくなります。悔いのない日々だったでしょうか。
旅立つ日ふっくらほころぶはくもくれん
渋川中1年 和田ひとみ
【評】春の旅立ちの日のハクモクレン。「ふっくらほころぶ」とは、ハクモクレンの咲き方をよく捉えています。
給食も別れも友も惜しむ春
東吾妻太田中3年 樋田良太郎
【評】中学3年生の卒業の春。別れも友も惜しむところに、給食が筆頭に挙げられる愉快さ。栄養満点だったのですね。
砂ぼこり暴れてぼくらを追いかける
前橋山王小5年 石崎 雄斗
おひなさま姉妹そろって守ってね
前橋下川淵小5年 吉沢 桃佳
友達の顔ににていた雪だるま
前橋桃瀬小5年 吉田  凌
勉強でビュービューつけるせんぷうき
桐生桜木小5年 斎藤 勇希
うでがいたいピアニカ練習春浅し
伊勢崎赤堀小5年 渡辺  響
フェンス越え春夕焼けを背にあびて
前橋山王小6年 栗原 正明
春の私みんながうわさをしているよ
前橋桃川小6年 斉藤 優維
卒業に近づきぼくは身がしまる
高崎車郷小6年 桑原 柊弥
雪つもり犬ははしゃぐがぼくこたつ
沼田白沢小6年 永井 健斗
横向きに風花が飛ぶ野球場
高崎中尾中1年 藤田 祐作
去年より小さく見えるおひな様
渋川中1年 金井 春歌
うめさいて私のココロも花がさく
渋川赤城北中1年 内海明日香
試合中ふいて来たのは春一番
下仁田中1年 飯野 聖平
手を滑り教科書落ちる冬の朝
前橋五中2年 福田 智佳
春風がうたた寝促す五時限目
渋川赤城南中2年 金子  曜
ひな祭かざられなかったおひな様
渋川赤城南中2年 小杉みなみ
学校の静けさ慣れぬ卒業後
渋川小野上中2年 中沢亜梨紗
雪が解け川の水が光ってる
上野中2年 佐藤 海理
先輩の緊張伝わる弥生かな
東吾妻太田中2年 荒木 真帆
変わる僕変わらぬ校舎に春がくる
甘楽一中3年 山内 裕貴
家帰る猫に雪が積もってる
六合中3年 冨沢 茉実
真っ白な雪の中にも道続く
東吾妻太田中3年 中山 美希