鈴木伸一選

2013年8月8日上毛新聞掲載


夏休み早く行きたい祖母の家
前橋荒牧小5年 高志 真成
【評】おばあちゃんが元気だからこそ、夏休みに遊びに行けるのです。あらためて考えると、それはとても幸せなこと。
夏の日に部屋から見えるさどが島
伊勢崎赤堀小5年 松本 琉花
【評】臨海学校での作のようです。部屋から見える佐渡島の景色をはじめ、いい思い出がたくさんできたことでしょう。
暑い中スカイツリーがかがやくね
伊勢崎宮郷二小6年 尾崎 知奈
【評】空高く、すっくと伸びたスカイツリー。夏の日差しを浴びた昼間でしょうか。ライトアップされた夜でしょうか。
暑いとき水をみてると風がふく
伊勢崎宮郷二小6年 沢田 真優
【評】実際に水の上を涼しい風がふいたのでしょうが、同時に、水を見ていたら、そんな気分になったとも読めます。
夕立が花に宝石置いていく
伊勢崎宮郷二小6年 須永 芽生
【評】夕立が去った後、花の上に雨のしずくが残ります。日が差すときらきら輝いて、まるで宝石のように見えます。
さそり座が暑さを運ぶ夜空かな
東吾妻太田中2年 広瀬 風人
【評】さそり座のアンタレスは、夏の宵、南天の地平線近くに見える赤い星。その色は、いかにも暑さを誘う感じです。
校庭の木から流れる夏の風
渋川赤城北中3年 角田 大樹
【評】むろん、風は木々を通り抜けて吹いてくるのですが、木々そのものが風を生んでいるかのようにも受け取れます。
ぼくの部屋さばくのような暑い日々
前橋荒牧小5年 星野  駿
夏の夜せんこう花火祖父思う
前橋山王小5年 浜村 瑠奈
青い空明日があればまた見られる
前橋広瀬小5年 木暮 真麻
ギョウザをね家族でつつむ夏休み
群馬大附属小5年 小林 征楽
ロッカーに水とういっぱい夏の日は
伊勢崎赤堀小5年 原  菜月
入道雲このままずっと追ってくる
伊勢崎名和小5年 萩原 麻衣
夏木立きらきらかがやきゆれている
伊勢崎宮郷二小5年 木曽実友菜
夕立の生きてるようにさってゆく
館林三小5年 江田 光輝
水とうの氷を口に下校する
渋川古巻小5年 斎藤 可菜
ランドセル夢を入れて歩きたい
前橋細井小6年 池田 萌香
夏の空光ってとびたつ飛行機が
前橋細井小6年 板橋かおり
ふうりんの音が聞こえる帰り道
伊勢崎赤堀東小6年 久保田杏子
太陽はプールにみんなをさそってる
伊勢崎宮郷二小6年 阿佐美莉菜
夏休み予定はプールでいっぱいだ
伊勢崎宮郷二小6年 児島  愛
暑い日はトマトの酸味がちょうどいい
伊勢崎宮郷二小6年 島田 隼人
夏の海イカつり漁船光ってる
藤岡神流小6年 今井 優花
友達とふと見る頭上入道雲
下仁田中1年 橋 英里奈
暑い日に風鈴鳴るたび風が吹く
富岡中2年 石井  歩
水色の夏を映した金魚ばち
東吾妻太田中2年 茂木 羅奈
油蝉夏の暑さもゆらしてる
東吾妻太田中3年 松井 孝太