鈴木伸一選

2013年9月19日上毛新聞掲載


霧雨がふる夜はいっそう長くなり
利根実業高1年 斎藤 美月
【評】音もなく霧雨が降るような夜は、気分も何となく沈みがち。秋の夜長が一層長く、また寂しく感じられてきます。
李徴子の詩そらんずれば秋の空
前橋東高2年 栗原 有加
【評】李徴子は中島敦の「山月記」に登場する詩人で、最後は虎と化します。小説などの俳句化は、興味深い試みです。
月涼し紙風船の落ちぬまま
渋川女子高3年 塩谷 弥生
くじ引きは所詮偶然天高し
渋川女子高3年 林   楓
夕月夜子どもの声が消えていく
利根実業高3年 細谷 英里