鈴木伸一選

2013年10月31日上毛新聞掲載


いわしぐもやまがきらきらひかってる
前橋山王小1年 にしおたけし
【評】あきの大きなふうけいを、じょうずにひょうげんできました。すがすがしいくうきまで、かんじられるようです。
かえりみちからすがさいれんならしてた
伊勢崎赤堀東小1年 まつざわきらら
【評】カラスのなきごえが、サイレンのようにおもえたのです。あの大きなこえをきくと、たしかにどきっとしますね。
うんどうかいいっぱいほめてもらったよ
伊勢崎境采女小1年 こばやしらいな
【評】かちまけより、いっしょうけんめいにやったということのほうがだいじなのです。ほめてもらって、よかったね。
うんどう会空がぴかぴかきれいだな
前橋二之宮小2年 金野 七海
【評】うんどう会のたのしさが、よくつたわってきます。たのしい気分でいるから、空もぴかぴか光って見えるのです。
がんばったまっくろくろのたいそうぎ
伊勢崎赤堀東小2年 あしおさくら
【評】うんどう会でのがんばりをものがたる、まっ黒によごれたたいそうぎ。ごくろうさま、と言ってあげましょう。
秋の夜にふうせんみたいだまん月が
高崎金古南小3年 佐藤貫太郎
【評】満月から、ふうせんが思いうかんだのです。ほかにどんなものに見えてくるか、いろいろかんがえてみましょう。
秋の道歩けば目の前夕やけだ
前橋東小4年 吉崎 風我
【評】「夕焼け」は夏の季語ですが、もちろん秋にも見られます。夕焼けが目の前にせまってくるような雄大な句です。
朝通るいつもの道はかぜの中
前橋大胡小4年 高橋れまな
【評】毎朝歩く通学路の情景でしょう。季節は書かれていませんが、やはりさわやかな秋風がふさわしい気がします。
太陽に足をのばして逆上がり
前橋大胡小4年 ちばゆう大
【評】逆上がりをするときは足をふり上げるから、たしかに太陽に向かって足を伸ばすわけです。おもしろい発見です。
秋のそらくもがおいでとよんでいる
前橋大胡東小4年 佐孝 碧海(あおい)
【評】雲を友だちみたいに表現しました。人間ではないものを人間のように描くと、楽しい俳句になることが多いです。
ばったがとんだとおくにとんだじめんにおちた
前橋永明小1年 きたじまりつき
かえりみちこてきのがっそうききながら
前橋大胡小1年 ちばしおり
おばあちゃんわたしのはいくみつけたね
前橋下川淵小1年 しらいしあゆみ
コオロギがすずしくなったといってるよ
前橋二之宮小1年 にいじまみゆ
あきのそらあしたもでてねいわしぐも
伊勢崎境采女小1年 すながちさと
きんようびいちねんせいはごじかんだ
高山小1年 かじやまみゆ
秋の空くもをとばすようんどう会
前橋大胡小2年 山口もも子
とんぼさんぎょうれつつくっておでかけだ
前橋下川淵小2年 小にしみすず
よるのつきわたしのえがおてらしてる
前橋朝倉小3年 はがまいか
キンモクセイ朝からばんまでいいにおい
前橋総社小3年 うえまつみゆ
赤とんぼどこにいこうかまよってる
高崎城山小3年 沢 音々花(ののか)
たいふうの後の竹やぶおどってる
伊勢崎赤堀東小3年 さいとうのぞみ
秋になりいろんなところいってくる
藤岡神流小3年 林 寿希也
家族でねテーブルかこんで食べる秋
伊勢崎赤堀東小4年 中島ありさ
秋の朝きのうの宿題のこってる
伊勢崎赤堀南小4年 いいづか大介
運動会終わって水とう家の中
伊勢崎境采女小4年 小此木美鈴
本読めば主人公とお友だち
伊勢崎名和小4年 西沢 明華
さといもはかめばかむほど土の味
藤岡二小4年 細谷 悠太