佐藤清美選

2013年10月24日上毛新聞掲載


雲たちの形は風がつくってる
前橋駒形小5年 平井芽衣那
【評】風に吹かれ、流されていく雲。雲の形は風がつくっているのだと気付きます。雲をよく見ていたからこその発見。
席がえで秋と友達やってきた
渋川古巻小5年 斎藤 可菜
【評】2学期になって、席がえをしたのでしょう。秋の始まり。お友達がとなりの席になって、うれしい秋ですね。
山の方見れば秋だとなっとくだ
中之条小5年 原沢 里音
【評】こよみでは秋だといわれても、実感がわかなかったりしますが、山の方を見れば紅葉も始まり、秋だと納得です。
秋の日はまっかになって木がおどってる
前橋細井小6年 松田 遥香
【評】紅葉している木が風にゆれている様子は、恥ずかしがりやの木がまっかになって、おどっているようにも思えます。
赤蜻蛉レースの羽をはためかす
館林三小6年 牧  和摩
【評】トンボの羽は透き通っていて、繊細なレースのようです。赤トンボがはためかすレースの羽。うっとりします。
蜘蛛の糸秋のそよかぜつかまえる
渋川赤城北中2年 内海明日香
【評】秋のそよ風ならば、クモの糸の細い網でしか、つかまえられないのでしょう。作者の感覚の鋭さを感じます。
空の下毎日迷う日々が来る
渋川赤城南中3年 斉田 実来
【評】広い空の下、中学3年生はこれから迷いの日々がやってきます。空を見上げれば、きっと勇気をもらえます。
長雨で花たちしょんぼりたれている
前橋大胡小5年 馬場茉友子
とうさんの自まんのおやつかき氷
前橋大室小5年 萩原 吉生
夏の空青くとどまる空の色
前橋下川淵小5年 高岸 龍輝
台風が音をならしてやってきた
前橋総社小5年 藤塚 理央
夏終わるせんこう花火の火が消える
前橋桃瀬小5年 大竹  麗
お月見のかざりがならぶたなの上
群馬大附属小5年 小林 征楽
夕方のかわらで遊ぶ赤とんぼ
伊勢崎坂東小5年 梅堀 葵衣
弟とかあちゃん怒らせあせをかく
下仁田小5年 大河原了俊
水族館お魚たちはすずしそう
下仁田小5年 神戸  努
友達のかげに入って登下校
前橋大胡東小6年 諏訪 秋穂
あきかぜがそろりとほほをなでていく
前橋大胡東小6年 野尻 彬人
おけの中輝く金魚光る水
前橋大室小6年 玉田 天音
おふとんはたいようあたってしょうどくだ
前橋細井小6年 矢島 圭大
夏休み体育館中広がるこてきのねいろ
前橋元総社北小6年 中沢 里菜
暑い日に緑茶を飲むぼくと母
伊勢崎境采女小6年 関口 優希
とどまればオブジェにみえる赤蜻蛉
館林三小6年 吉永 汐里
種取りが半分以上スイカ食う
前橋七中1年 栗原 正明
つつましく季節を感じる秋の野
玉村南中2年 五十嵐美羽
秋の星親に内緒で天体観測
玉村南中2年 岡本 留依
日焼けして肌の色の差オセロかな
前橋五中3年 福田 智佳
いわし雲鱗一つに違う赤
渋川赤城北中3年 石田 彩音
さつまいも家族でほおばる季節かな
渋川小野上中3年 平形 里奈